寸法数値|図面に記載される長さ(寸法),mm

寸法数値

寸法数値とは図面に記載される長さ(寸法)の数値である。原則mm(ミリメートル)を用いる。通常、図面には長さを示す単位は書かれておらず、数値のみが書かれているが、これはmmを前提としている。

寸法数値

寸法数値とは、図面に記載される長さ(寸法)の数値で、原則mm(ミリメートル)を用いる。通常、図面には長さを示す単位は書かれておらず、数値のみが書かれているが、これはmmを前提としている。

長さ寸法(JIS Z 8317-1 2008)

長さ寸法(JIS Z 8317-1 2008)

角度の寸法数値

角度の寸法数値とは、「度(°)」、分(’)、秒(’’)で表される。度の1/60が1分、1分の1/60が1秒となる。(例:90° 25.7° 16°20’8” 78°0’12”)その他、ラジアン(㎭)で表されることもあり、円の一周を2π㎭で表される。(例:0.52rad 1/3rad)

角度寸法(JIS Z 8317-1 2008)

角度寸法(JIS Z 8317-1 2008)

寸法線と寸法補助線

寸法は、寸法線、寸法補助線、及び寸法補助記号などを用いて、寸法数値で示す。寸法線は実線の半分程度の細線で書かれる。両端には矢印が書かれている。内側に矢印が書くが、各スペースがない場合は外側に書かれる。

寸法記入の原則

  • 寸法については、対象物の大きさ、姿勢および位置を最も明確に表すように記入しなければならない。
  • 寸法は原則、仕上がり後の寸法を記入し、見やすいよう1カ所にまとめて記入する。
  • 加工者のことを考え、計算して求めなくてもよいようにする。
  • 工程ごとに配列を分けて記入する。
  • 重複寸法は避ける
  • 参考寸法には(  )をつけて表示する。
  • 論理的に正確な寸法は四角で囲む。

寸法記入法

直列寸法記入法、並列寸法記入法、累進寸法記入法がある。並列寸法記入法、累進寸法記入法は似たような意味をもつが、直列寸法は加工の意味が異なる。

_線

図面の表題欄に記載されている尺度と表記されている寸法数値が対応していない場合には、寸法数値の下に_線が引かれる。

寸法公差

製品のできあがり寸法である「実寸法」に対して、許容された公差を設けられる。誤差の範囲限界(許容限界)において、大きい方を最大許容寸法、小さい方を最小許容寸法といい、その差を寸法公差という。

寸法数値の記入法

寸法数値は、水平方向の寸法線に対しては図面の下辺から、垂直方向の寸法線に対しては図面の右辺から明瞭に記入する。斜め方向の寸法線に対しても同様である。寸法数値は、寸法線を中断せず、これに沿って、その上側中央に、わずかに離して記入する。なお、寸法線が長くなる場合、端末記号の近くに片寄せて記入する。

寸法数値の記入例(JIS Z 8317-1 2008)

寸法数値の記入例(JIS Z 8317-1 2008)

約30°以下の角度をなす方向への寸法数値の記入法

垂直線に対し左上から右下に向かい約30°以下の角度をなす方向には、特に理由がない場合に限り、寸法線の記入を避ける。

寸法数値の記入例(JIS B 0001-1 2010)

寸法数値の記入例(JIS B 0001-1 2010)

弦の長さ

弦の長さを表すとき、弦に直角に寸法補助線を引き、弦に平行な寸法線を用いて表す。

弦の寸法記入法(JIS B 0001 2010)

弦の寸法記入法(JIS B 0001 2010)

円弧の長さの製図

円弧の長さの製図は、寸法補助線に加え、円弧と同心の円弧の寸法線を引く。なお、寸法数値の前に円弧の長さの記号をつける。

円弧の寸法記入法(JIS B 0001 2010)

円弧の寸法記入法(JIS B 0001 2010)

大きな円弧の長さの製図

円弧を構成する角度が大きいとき、連続して円弧の寸法を記入するときは、円弧の中心から放射状に引いた寸法補助線に寸法線を当てる。二つ以上の同心円弧のうち、一つの円弧の長さを明示するとき、引出線を引き、矢印により指示する。あるいは、円弧の長さを表す寸法数値のあとに、円弧の半径を記号をつけずにかっこに入れて示す。

大きなサイズの円弧の寸法記入法(JIS B 0001 2010)

大きなサイズの円弧の寸法記入法(JIS B 0001 2010)

引出線

寸法数値を表す一連の数字は、図面に描いた線で分割されない位置に指示する。外形線等にはかからないようにする。やむを得ない場合が引出線を用いて記入する。なお、寸法数値は寸法線の交わってはいけない。

寸法数値の記入例(JIS B 0001 2010)

寸法数値の記入例(JIS B 0001 2010)

小さい寸法と大きい寸法

直径の寸法が対称中心線の方向にいくつも並ぶ場合、各寸法線はなるべく同じ間隔に引き、小さい寸法を内側に、大きい寸法を外側にして寸法数値をそろえて記入する。寸法線の間隔が狭い場合、寸法数値を対称中心線の両側に交互に記入することもできる。

直径の寸法が多い場合(JIS B 0001 2010)

直径の寸法が多い場合(JIS B 0001 2010)

寸法線が長い場合(JIS B 0001 2010)

寸法線が長い場合(JIS B 0001 2010)

数値の外部化

同じ数値が並ぶ、複雑化する場合は、文字記号を用いて表現し、外形図の横に、その数値を別に表示する。

文字記号を用いた寸法の記入例(JIS B 0001 2010)

文字記号を用いた寸法の記入例(JIS B 0001 2010)