予定説 |アウグスティヌス・ルター・カルヴァン

予定説

予定説とは、救われる者と救われない者とが神の永遠の意志によって、予め定められているという神学の説。パウロの『ローマ人への手紙』に由来し、アウグスティヌスルターカルヴァンらによって説かれた。

目次

アウグスティヌスの恩寵予定説

アウグスティヌスは恩寵予定説としてカトリックの教養に組み入れた。

カルヴァンの予定説

カルヴァンは、ある者は救われ、ある者は滅ぶということが神の絶対的な意志によって予定されているという、二重予定説を説いた。救いはすべて神の絶対的な意志によって定められており、人間の善行は一切かかわりがない。人間努力しても救われるか救われないかは関係なく、神の予定は変わり得ない。人間は、神の絶対的な予定に服従し、神の意志を実現するために奉仕するべきである。予定説は、人間の善行を救いの条件とすることを否定し、神の絶対的主権のもとに救いはすべて神の恵みに依存していると説く点で、プロテスタントの福音主義の信仰に通じている。