中庸
中庸とは、過度や不足の両極端をさけて適切な中間を選ぶこと。それは過大と過小との単純な平均ではなく、その状況にもっとも適していると判断される適切さな方を選ぶ。
アリストテレスの中庸
アリストテレスは徳(アレテー)は知性的徳と習性的徳とに分けた。知性的徳は知識、技術、思慮、理性、英知が、習性的徳とは勇気、節度、高雅、温和、親切が、それにあげられる。勇気は蛮勇と卑怯との、温和は短気と無怒の中庸の状態である。
孔子の中庸
孔子は重要な徳への態度として、極端ではなく平坦で適切な態度を保つ中庸を説いた。ものの考え方やその人の行動が常に適切適度に保たれ、中間に保持する。君子は中庸を保つ生き方を実施する。なお、アリストテレスの中庸はこの孔子の中庸が当てられている