三角ねじ
三角ねじとは、管用ねじ、ユニファイねじ(インチねじ)、管用ねじのようなねじ山が三角形になっているねじである。メートルねじとユニファイねじが60°。管用ねじは55°担っている。三角ねじは摩擦力が高くゆるみにくいのが特徴であるが、摩擦力だけでしめつけているので、振動が激しいところではゆるむことが多い。
メートルねじ
メートルねじはメートル並目ねじと細目ねじに分けられる。細目ねじは並目にくらべてピッチが小さく、ねじ山の高さが低い。
細目ねじの使用用途
通常、並目ねじを使うが、薄板や薄肉管のときなどは細目ねじを使う。そのほか、移動量が小さくストッパなどの微調整に使われる。移動量に対する回転角が小さいため、締結力管理をする。ねじのつるまき角が小さいため、締め付け振動部のねじのゆるみ止めに優れている。このように細目ねじはピッチが小さいことから様々な効果がある。
管用ねじ
管用ねじは、鋼管にねじ山を切っている。主として山の角度が55度の平行ねじとテーパねじの二種類ある。管用テーパねじには、テーパおねじ(R)、テーパめねじ(Rc)、テーパめねじ(Rc)、平行めねじ(Rp)、管用平行おねじ(GA,GB)がある。なお、ねじ山のピッチは1インチ(25.4㎜)の山数と決められており、ネジ山の角度は55°である。