コア技術
コア技術とは、製品を製作するための技術の中でも最も重要な機能や性能を実現するための核となる技術である。機密性が非常に重要で市場に浸透して差異や優位性を保てなくなるとその技術は当たり前の技術となり、コア技術からなくなる。
コア技術の種類
コア技術は、主に要素技術、構造技術、制御技術、材料技術、評価技術、生産技術に分かれる。要素技術、構造技術、制御技術は開発系の部門が中心で行い、材料技術は購買系部門、生産技術は製造部が中心となる
コア技術
- 要素技術:求められる機能を実現するための根本的な技術
- 構造技術:要素技術を実現するための特別な技術
- 制御技術:構造を効率的に動かすための制御的な技術
- 材料技術:構造に求められる性能を最大限発揮するための特別な材料的な技術
- 評価技術:構造内容を確認するための評価的な技術
- 生産技術:生産するために必要な加工技術や組み立て技術
機能系統図
機能系統図とは自らの製品の技術を体系化した図である。ほとんどの機能は基本的な技術の組み合わせで実現されるが、核心となる高度なコア技術を明確化することで、その製品の強みを把握することができる。
設計変更
コア技術に関連する機能を安易に変更してはいけない。変更してはいい部分と悪い部分を切り分けて、コア技術を変更する場合は複数部門での注意が必要である。
技術流出
コア技術はその企業や製品の核となる技術であり、流出すれば大きな損失になりうる。