キュレネ学派|小ソクラテス学派

キュレネ学派

キュレネ学派はアフリカのキュレネ(Kyrene)出身のアリスティッポスによって作られた、メガラ学派キュニコス学派エリス学派に並ぶ小ソクラテス学派のひとつ。キュニコス学派とはまったく異なる方向に進み、徳は幸福である(福徳一致)から快楽こそ望ましく善きものだ、とし、快楽をできるかぎり求め、深いを避けるべきだ、とした。ここでいう快楽とは主に感覚的快楽を指す。その認識論はプロタゴラス的な感覚論にたち、ソクラテスとは異なっている。

後期キュレネ学派

キュレネ学派の後期になると、快楽主義から厭世主義になっていく。快楽を求めて生きるものの、人生で快楽を容易に得られることはできない。快楽の得られない快楽主義者にとって、人生は無価値である、という結論に進むことになる。この傾向が進み、ヘゲシアスのように人生に対して無頓着でなければならず、それができないなら死んだほうがよい、という極端な意見が出て来るようになった。