カリフ|ムハンマドの後継者,イスラム教

カリフ

カリフとは、アラビア語で、後継者や代理人を意味し、ムハンマドの後継者をいう。教主と訳す。その地位は正統カリフ時代までは選挙制だったが、ウマイヤ朝以後、事実上世襲制となる。預言者ムハンマドの持っていた教義や法を変更するなどの宗教的な権限はなかったが、政治的・社会的な権限を受け継ぎ、イスラム共同体(ウンマ)を指導した。11世紀以降、スルタンに政治的実権が移ると、カリフは宗教的行事にのみかかわることとなった。初めはムハンマドの近親者の中から選出されたが、ウマイヤ朝以後は世襲制がとられた。


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