アルケー|哲学,倫理

アルケー arche

アルケーとは、ギリシア語で、始まり・根源・原理を意味する。一般に古代ギリシアでは自然、世界、宇宙(コスモス)を神話(ミュトス)として説明したが、自然哲学者は、自然の事物のアルケーを探求することによって説明しようとした。アルケーは多様に変化する自然の現象の根底となり、現象が生まれて、そして消滅していく根源である。一般にアルケーが変化することによって世界は変化していく。経験的な事実(自然、世界、宇宙)をもとにロゴス(言語)の論理的な必然性によって推測された。アリストテレスによれば、ソクラテス以前の思想家たち(フィアゾクラティカー)を自然論者(フュシオロゴイ)と呼び、彼らが「驚きの念(タウマゼイン)」に動かされて、万物の「アルケー」を探求しはじめたとする。

自然哲学者たちが考えるアルケー

自然哲学者たちはアルケーとして下記のものをあげている。
タレス・・・水
へラクレイトス・・・火
アナクシメネス・・・空気
エンペドクレス・・・土・水・火・風の四元素(4つの根:リゾーマタ)
ピタゴラス・・・数
アナクシマンドロス・・・無限なるもの(ト=アペイロン、Apeiron)
クセノファネス・・・(単一、不動、一様、不滅、自己完結する)神