補助投影図|投影図の補助的な役割を表す

補助投影図

補助投影図とは、製図方法のひとつで、投影図の補助的な役割を表す。斜面がある場合は、投影図だけで示すことはできないので、補助投影図で示すようにする。複雑な部品の図面で用いられることが多く、矢示法を用いて部分投影図、局部投影図で描かれる。

斜面の実形図示

対象物の斜面の実形を図示する必要がある場合、その斜面に対向する位置に補助投影図として表す。この場合、必要な部分だけを部分投影図、または局部投影図で描く。

斜面の実形図示2

矢示法による補助投影図

紙面の関係などで、補助投影図を斜面に対向する位置に配置できない場合には、矢示法を用いて補助投影図を描く。その旨を矢印およびラテン文字の大文字で示す。その他、折り曲げた中心線で結び、投影関係を示すなどの方法をとる。また、補助投影図の配置関係が分かりにくい場合は、区分記号による位置の明示方法がある。

補助投影図のみで描く例

補助投影図のみで描くほうがわかりやすいケースもある。

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