VDT作業|Visual Disploy Terminals,モニター作業

VDT作業(Visual Disploy Terminals)

VDT作業(Visual Disploy Terminals)とは、ディスプレイ、キーボードなどにより構成される。VDT機器を使用し、データの入力や検索・照合、文章・画像などの作成・編集・修正、プログラミング、監視などを行う作業のことをいう。VDT作業でも長時間のデスクワーク、多くのディスプレイの監視、立脚作業など、それぞれのケースに応じてその対応を考慮しなければならない。改善作業として適切な作業時間や作業設備の改善があげられる。

VDT作業
VDT作業

目次

VDT作業の日常化

現在では、PCやスマートフォンなどが普及しVDT作業が日常化している。また、プライベートでもモニターを注視することが多く、健康障害が一般化している。

VDT作業内容

VDT作業内容の内容は、交通などの監視業務など、常にディスプレイに表示された事項、画像などを監視する必要のある監視作業、資料や伝票、原稿などを機械的に入力していく単純作業、コールセンターなどにおける受注や予約、照会など、一定時間作業場所に在席するよう拘束される拘束作業、作業者自身の考えにより、文章や表などを作る対話作業、作業者の技術に基づきプログラムの作成や設計、製図などを行う技術型作業に分かれる。

  • データ、文章などの入力・文章表などの作成、編集、修正など
  • データの検索、照合、追加修正
  • 受注、予約、照会などの業務
  • 電子メールの送・受信
  • 金錢出納業務
  • プログラミング業務
  • CAD業務
  • 携帯情報端末の操作、画像診断検査など

VDT作業症候群

VDT作業症候群とは、VDT作業に基づく健康障害である。主として疲れ目、視力不良、目の乾き、肩こり、頭痛などである。関連して血行の悪くなることで起こる首や背中の痛み、腰痛、冷え性なども含める。

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン

厚生労働省から、VDT作業者の心身の負担や作業者の疲労などをより軽減し、作業者がVDT作業を支障なく行うことができるようにするため、照明や採光グレアの防止、騒音の低減措置などについての基準を定められている。VDT作業に適した作業環境管理を行うために「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が発表された。このガイドラインでは、VDT作業における作業環境管理、作業管理、健康管理などの労働衛生管理と作業に伴う椅子や机などの作業環境整備について示したものである。

作業時間管理

作業者が心身の負担が少なく作業を行うことができるよう、時間作業、作業休止時間について基準が定められている。

  1. 1時間を超えないようにすること
  2. 連続作業と連続作業の間に10~15分の作業休止時間を設けること
  3. 1連続作業時間内において1~2回程度の小休止を設けること

照明および採光

VDT作業の改善のため、室内の照明および採光は身体に優しいものでなければならない。明暗の対照が極度にまぶしくないものでなければならない。ディスプレイ画面上における照度とは、ディスプレイ画面から発する光の明るさではなく、ディスプレイ画面に入射する光の明るさをいう。

  • 室内は、できるだけ明暗の対照が著しくなく、まぶしさを生じさせないよ
    うにすること
  • ディスプレイを用いる場合のディスプレイ画面上における照度は500lx以下、書類上およびキーボード上における照度は300lx以上とすること
  • ディスプレイ画面の明るさ、書類およびキーボード面における明るさと周辺の明るさの差はなるべく小さくすること
  • ディスプレイ画面に直接または間接的に太陽光などが入射する場合には、必要に応じて窓にブラインドまたはカーテンなどを設けることで適切な明るさとなるようにすること

グレアの防止

グレアとは、視野内で極端に輝度が高い点や面が見えることでおきる見にくさや不快感のことで、光源から直接または間接に受けるまぶしさをいう。ディスプレイについては、必要に応じて措置を講じることにより、グレアの防止を図る。

  • ディスプレイ画面の位置や前後の傾き、左右の向きなどを調整すること
  • 反射防止型ディスプレイを用いること
  • 間接照明などのグレア防止用照明器具を使用すること

VDT機器などの調整

VDT作業では、自然で無理のない姿勢で行うことが重要である。そのためには、極端な前傾姿勢やねじれ姿勢を長時間継続させないよう、機器の位置を調整する必要がある。

  • ディスプレイは、その画面の上端が眼の高さと同じか、やや下になる高さにすることが望ましい
  • ディスプレイ画面との視距離は、おおむね40cm以上が確保できるようにする
  • ディスプレイは、作業者にとって好ましい位置、角度、明るさなどに調整すること
  • ディスプレイ画面とキーボードまたは書類との視距離の差が極端に大きくなく、かつ、適切な視野範囲になるようにすること
  • ディスプレイに表示する文字の大きさは、小さすぎないように配慮し、文字高さがおおむね3mm以上とするのが望ましい
  • 椅子・机または作業台、個人専用の椅子については、作業者の体形、好みなどに合わせ、適切に調整できるものがよい。
  • 椅子の床からの座面の高さは、おおむね37~43cm程度の範囲で調整できることが望ましい。
  • 高さ調整が可能な机または作業台を使用する場合の調整範囲は、床からの高さはおおむね60~72cm程度の範囲で調整できることが望ましい
  • 騒音の低減を図るため、しゃ音および吸音の機能を持つつい立で囲む
  • 機器そのものを消音ボックスに収納する
  • 床にカーペットを敷く
  • 低騒音型機器を使用する

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