認識論

哲学

『純粋理性批判』カント

『純粋理性批判』カント 『純粋理性批判』(1781)はカントの主著で、おもにカントの認識論が書かれている。人間の理性を検討し、理性がおよぶ範囲を限界をつけ、その範囲内での理性の正当な権限を主張している。発表されてからすぐに、重要な著作...
哲学

物自体|カント,哲学,思想

物自体 物自体とは、カントの認識論において重要な言葉で、感覚的に知覚できない、物それ自体のことを示す。カントによれば、われわれの認識は、物それ自体を直接認識することができない。リンゴそれ自体の形や味、匂いを認識することができず、認識で...
哲学

カテゴリー|カント

カテゴリー 認識論におけるカントの用語で主観が先験的にそなえている思考の形式・枠組みを指す。主観は、感性に経験的(アポステリオリ)に与えられた多様な感覚的印象を、先験的な悟性の思考形式(カテゴリー)のもとに包摂し、その枠組みの中で統一...
哲学

コペルニクス的転回 カント

コペルニクス的転回 コペルニクス的転回とは、対象が意識を規定するのではなく、意識が対象を規定するというカントの哲学の用語。カント自らがコペルニクスの業績(地動説による天文学の大転換)になぞらえて名付けた。従来の認識の捉え方が、認識する...
哲学

総合判断と分析判断|カント

総合判断と分析判断 総合判断、分析判断とは、ドイツの哲学者カントの認識論に関する重要な用語。カントは人間の判断を分析判断と総合判断の2種類に分類する。分析判断とは、は述語の概念がすでに主語の概念の中に含まれている判断であり、総合...
哲学

独断のまどろみ|カント

独断のまどろみ 独断論のまどろみとは、ドイツの哲学者カントがヒュームの哲学を学んで、哲学的な独断から目覚まされた体験を語った『プロレゴーメナ』の中の言葉。ヒュームの因果関係の否定、つまり、当時の科学に何の根拠もないというということは、...
人文科学

カントの認識論

カントの認識論 カントの認識論は大陸にみられる合理論とイギリスにみられる経験論を否定したことにその特徴がみられる。合理論は、われわれの認識の可能性やその本質、限界等に関する省察を欠き、ひたすら認識能力を信頼して、知識の無限の妥当性を信...
人文科学

ヘルマン・コーエン|新カント学派と哲学

ヘルマン・コーエン  Hermann Cohen 1842年7月4日 - 1918年4月4日 ドイツの哲学者。新カント派。 コーエンの認識論 コーエンは、一般に感覚の内容は認識論に与えられる所与であると考え...
人文科学

ジョージ・バークリー|存在するとは知覚されることである。

ジョージ・バークリー George Berkeley 1685年3月12日 - 1753年1月14日 ジョージ・バークリーは、イギリス・アイルランドの哲学者・聖職者。主著は、『視覚新論』、『人知原理論』。経験論の立場から知覚の経験を重...
人文科学

パルメニデス|思想と存在論

パルメニデス Parmenidēs 紀元前500年頃 エレア Elea に生まれたギリシアの哲学者。エレア学派の祖。『自然』という詩が約 160 行現存。彼は「有るもの」のみがあり、「有らぬもの」はないとの原理に立って、存在の唯一不変...
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