経験論

人文科学

『人間知性論』(『人間悟性論』) ジョン・ロック

『人間知性論』(『人間悟性論』) ジョン・ロック 『人間知性論』とは、イギリスの政治学者・哲学者ジョン・ロックの主著で、1690年に刊行された。人間に生まれつきそなわる生得観念を否定し、一切の知識の源泉を経験に求める経験論の立場から、...
哲学

白紙(タブラ=ラサ)|ロック

白紙(タブラ=ラサ) 白紙(タブラ=ラサ)とは、人間の認識の起源に関する哲学者ジョン・ロックの言葉で、経験によって外から知識や観念を与えられる前は、生まれつきの人間の心は、何も書かれてない白紙の状態であることを意味する。タブラ=ラサと...
哲学

ジョン・ロックの経験論

ジョン・ロックの経験論 デカルトに代表される観念論によれば人間は生まれながら、同一律、矛盾律、道徳、良心、神の観念をもつと考えられていた。ジョン・ロックは、観念論に対し、人間は生まれながら観念を持っているわけではなく、人間は真っ白な状...
哲学

合理論|大陸合理論とデカルト

合理論 rationalism 合理論とは、確実な知識の源泉を、理性による思考に求める考え方である。明証的な原理から、論理的な推理によって確実な知識を導き出す演緯法を真理探究の方法とする。理性の明証性を拠りどころに知識を導く合理論は...
哲学

『人性論』 ヒューム

『人性論』 ヒューム 1739年に二巻が、1740年にその三巻が匿名で出版され、当初は注目されることはなかった。「熱心な人々の間にざわめきを引き起こすほど有名にもならず、輪転機から死産した。」 ...
哲学

「知覚の束」ヒューム

知覚の束 ヒューム ヒュームの経験論の本質をなす言葉。客観的実在としての自我を否定し、自我の存在は習慣に基づく単なる主観的な「感じ」であることを表現した。観念の外に実在する物体の存在を否定したバークリーの思想を推し進め、そのバークリー...
哲学

イドラ|ベーコン,臆見

イドラ idola イドラとは、物事を正しく認識することを妨げる偏見や先入観をいい、ベーコンの言葉である。もともとはラテン語で偶像・幻影を意味する。人間が正しい認識に到達するためにはイドラにとらわれること無く、経験に基づいた普遍的・...
哲学

経験論|ジョン・ロック,ヒューム,ベーコン

経験論 empiricism 経験論とは、人間の知識は、感覚的な経験から生まれるという考え方である。知識の真理性の根拠を経験に求める立場で理性的な推理を重んじる合理論に対立する。フランシス・ベーコンが実験と観察に基づく科学的な真理探究...
人文科学

ウィリアム・ジェイムズ|プラグマティズム,泣くから悲しいのだ

ウィリアム・ジェイムズ William James 1842年1月11日 - 1910年8月26日 ウィリアム・ジェイムズはアメリカの心理学者・哲学者。主著『心理学原理』『プラグマティズム』『宗教経験の諸相』。心理学では、「我々は...
人文科学

デイヴィッド・ヒューム|思想と哲学

デイヴィッド・ヒューム  David Hume 1711-1776 ディヴィッド・ヒュームは、イギリス・スコットランドの哲学者である。主著は『人性論』。哲学的懐疑論を唱え、伝統的な因果関係説を否定した。経験論を徹底させ、あらゆる事物の...
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