古代ギリシャ

人文科学

エピクロス|快楽主義,アタラクシア,隠れて生きよ

エピクロス B.C.341~B.C.270 エピクロスは、エピクロス学派を創設した古代ギリシアの哲学者である。エピクロスはサモス島の植民者の子に生まれ、必ずしも経済的に恵まれていたとはいえないが、父の影響で早くから学問に親しんでいた。...
世界史

ポリス|都市国家,アテネ,スパルタ

ポリス polis ポリス(polis)とは、古代ギリシアの都市国家である。前8世紀になると、ギリシア本土と小アジア西岸に生まれた。代表的なポリスはイオリア人がたてたアテネ(最盛期の人口は3万人)、ドーリア人が立てたスパルタ(最盛期の...
工学

モイラ|ギリシア神話,運命の三女神

モイラ モイラ(moira)は、ギリシア神話の運命の三女神で、「運命の糸」を人間に割り当てるラケシス、糸巻きから糸をつむぐクロートー、この糸を切るアトロポスの3女神をさす。その糸の長さによって人間の寿命が決まる。人間にとって寿命は「運...
人文科学

エンペドクレス|四元素を説いた自然哲学者

エンペドクレス Empedokles,前490頃~前430頃 エンペドクレスとは、ソクラテス以前の哲学者で自然について考察する自然哲学者の一人である。アクラガス出身。万物の根源(アルケー)を「土」「水」「火」「空気」の四元素をあげ、こ...
人文科学

デモクリトス|アトムと唯物論

デモクリトス (希: Δημόκριτος、羅: Democritus B.C.460~B.C.370 デモクリトスは、古代原子論の祖と呼ばれる、トラキアのアブデラ出身の自然哲学者。世界は「原子(アトム)」と「空虚(ケノン)」からなる...
人文科学

タレス以前の哲学-ギリシア神話、オルフェウス、ユークリッド

タレス以前の哲学 タレス以前、あるいは同時期に当時の哲学・思想においてギリシア神話やオルフェウスなどが大きな影響力を持っていた。神話的に語られるものも多く、当時のギリシア人がどのように世界を捉えていたかを知ることができる。 ...
哲学

ヘラクレイトス|万物は流転する(パンタレイ),アルケーは火

ヘラクレイトス Herakleitos BC540~ ヘラクレイトスは、イオニア地方のエフェソス出身の自然哲学者の一人。孤高の哲学者で「暗い人」と呼ばれた。世界は何からできているのかの質料としての原因、世界がいかにあるのかの調和や秩序...
世界史

ギリシア悲劇|アイスキュロス,ソポクレス,エウリピデス

ギリシア悲劇 τραγῳδία tragoidia ギリシア悲劇とは、前6世紀から前5世紀にかけて盛んになった古代ギリシアの演劇。韻文・音楽・踊りを総合した舞台芸術。ヨーロッパでは最古の演劇。都市国家アテナイで酒の神ディオニソスに捧げ...
人文科学

メリッソス|思想と哲学

メリッソス パルメニデスの門下生であり、存在が一であり、不滅であること、生成変化を否定すること、感覚的認識を認めないことでパルメニデスと同意見であった。しかし、存在を無限とする点でパルメニデスとは異なる。 空虚は存在しない ...
人文科学

ソフィスト|古代ギリシアの知識人,相対主義と弁論術

ソフィスト   sophists  古代ギリシアで活躍した弁論家たちを総じてソフィストと呼ぶ。プロタゴラス・ゴルギアス・プロディコスらがその代表である。彼らはしばしば相対主義の立場にたち、ソクラテスやその弟子たちと敵対関係にあった。ソ...
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