FIFA ワールドカップ 2026 ハーリド・アル・ガンナム|W杯出場を掴んだサウジのMF

FIFA ワールドカップ 2026 ハーリド・アル・ガンナム

ハーリド・アル・ガンナム(アラビア語:خالد الغنام、英語:Khalid Eissa Al-Ghannam、2000年11月8日生まれ)は、サウジアラビア出身のプロサッカー選手である。サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・エティファクに所属し、左ウィンガーを主戦場とする。身長171cm、体重64kgのアタッカーで、スピードとドリブルを武器に相手ディフェンスの背後を突く攻撃的なスタイルが持ち味である。2026年のFIFAワールドカップではサウジアラビア代表の26人枠に名を連ね、グループHの舞台でウルグアイ、スペイン、カーボベルデと対戦した。

選手プロフィール

ハーリド・アル・ガンナムはサウジアラビア東部のホバール出身で、2000年11月8日に生まれた。ポジションは左ウィングで、右足を利き足とする。身長171cm・体重64kgと小柄ながら、俊敏なフットワークと鋭い加速力で守備ラインを切り裂くプレーを得意とする。アル・エティファクでは背番号17を着用しており、2025-26シーズンはリーグ戦24試合に出場して9ゴール4アシストを記録するなど、チームの攻撃をけん引した。

ユース時代

ハーリド・アル・ガンナムは2013年、13歳のときにアル・カーディシーヤのユースアカデミーに加入した。同クラブで才能を磨き続け、2019年1月22日にプロ契約を締結。同年4月19日にアル・バティン戦でトップチームデビューを果たした。同年8月にはクラブとの契約延長にも合意し、将来有望な若手として着実にキャリアの基盤を固めた。ユース時代からサウジアラビアU-20代表にも選出されており、2017年から2019年にかけて年代別代表でも経験を積んでいる。

クラブキャリア

アル・カーディシーヤでリーグ戦16試合に出場した後、2020年1月にアル・ナスルへ移籍した。移籍金は2000万サウジアラビアリヤルとされており、当時19歳の若手選手として注目を集める大型移籍となった。アル・ナスルでは4年間にわたって107試合に出場し、11ゴールを挙げた。2020-21シーズンには33試合に出場して5ゴールを記録するなど、チームの主力として定着した時期もあった。なお、2021年にはサウジ・スーパーカップ、2023年にはアラブ・クラブ・チャンピオンズカップをアル・ナスルの一員として制覇している。

アル・ファテフへのローン

アル・ナスルでの出場機会が減少した2023年1月、ハーリド・アル・ガンナムは半年間の期限付き移籍でアル・ファテフへ加わった。同クラブではリーグ戦15試合に出場して3ゴール2アシストを記録し、スタメン出場3回ながら存在感を示した。この経験が後のアル・エティファクへの完全移籍につながる評価向上に貢献したとされる。

アル・エティファク移籍とアル・ヒラルローン

2024年1月30日、ハーリド・アル・ガンナムは2028年6月までの契約でアル・エティファクへ完全移籍した。その後、2024年9月にはアル・ヒラルへの1年間の期限付き移籍も経験。2024-25シーズンはアル・ヒラルで11試合に途中出場という限られた出番にとどまったが、2025年7月にアル・エティファクへ復帰し、2025-26シーズンに本領を発揮した。

クラブキャリア成績(主要)
シーズン クラブ リーグ出場 リーグ得点
2018-19 アル・カーディシーヤ 1 0
2019-20 アル・カーディシーヤ / アル・ナスル 27 2
2020-21 アル・ナスル 24 4
2021-22 アル・ナスル 25 3
2022-23 アル・ナスル / アル・ファテフ(ローン) 22 3
2023-24 アル・ナスル / アル・エティファク 14 0
2024-25 アル・ヒラル(ローン) 11 0
2025-26 アル・エティファク 24 9

代表キャリア

ハーリド・アル・ガンナムはU-19・U-20・U-23の各年代別代表を経て、2021年にサウジアラビアA代表デビューを果たした。2018年AFC U-19選手権(インドネシア)ではサウジアラビアU-19代表の一員として優勝を達成しており、若年層からの輝かしい実績を持つ。A代表では2022年6月のコロンビアとの親善試合でも先発起用されたが、その後はアル・エティファクやアル・ヒラルでのクラブ活動に専念する形となり、代表招集は限られていた。2026年のワールドカップ出場メンバー選出はその集大成といえる機会となった。

FIFAワールドカップ 2026

2026年のFIFAワールドカップにおいて、サウジアラビア代表監督のゲオルギオス・ドニスはハーリド・アル・ガンナムを26人枠に選出した。サウジアラビアはグループHに配置され、スペイン、ウルグアイ、カーボベルデと同組となった。グループステージでは6月15日にウルグアイと1-1で引き分けたものの、6月21日のスペイン戦では0-4の大敗を喫し、6月26日のカーボベルデ戦でも敗れてグループ最下位での敗退となった。ハーリド・アル・ガンナムはスペイン戦終盤に途中出場を果たし、生涯初のワールドカップピッチを踏む経験を得た。

2026年大会のサウジアラビア代表

サウジアラビアは2026年大会でグループHに入り、スペイン・ウルグアイ・カーボベルデという難しい対戦相手と顔を合わせた。キャプテンのサレム・アル・ドサリを軸に、2022年カタール大会でアルゼンチンを撃破した勢いを再現することが期待されたが、グループステージ敗退という結果に終わった。チームは北アフリカ・アジアからのW杯本大会7度目の出場を果たしており、ハーリド・アル・ガンナムのような若い世代の台頭がサウジサッカーの未来を示す大会ともなった。

プレースタイルと特徴

ハーリド・アル・ガンナムの主なポジションは左ウィングであり、鋭いスピードと精密なボールコントロールを組み合わせたドリブル突破が最大の武器である。サイドから中央へカットインする動きと、縦への突破の両方をこなせる柔軟性を持ち、アタッキングミッドフィールダーとしても機能できる。2025-26シーズンのアル・エティファクでは9ゴール4アシストという数字を残しており、サウジ・プロフェッショナルリーグでも屈指のウィンガーとしての地位を固めつつある。

主なタイトル

  • AFC U-19選手権 優勝(2018年、サウジアラビアU-19代表)
  • サウジ・スーパーカップ 優勝(2021年、アル・ナスル)
  • アラブ・クラブ・チャンピオンズカップ 優勝(2023年、アル・ナスル)

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