FIFA ワールドカップ 2026 セレソン
FIFA ワールドカップ 2026 セレソンとは、2026年に北米3カ国(アメリカ・カナダ・メキシコ)共催で開催される第23回FIFAワールドカップに出場するブラジル代表サッカーチームのことである。「セレソン(Seleção)」はポルトガル語で「選ばれた者たち」を意味し、ブラジル代表の愛称として世界中で広く知られている。史上最多5回のワールドカップ優勝を誇る「サッカー王国」が、2002年の日韓大会以来24年ぶりとなる頂点奪還を目指す。イタリア人名将カルロ・アンチェロッティ監督のもと、ヴィニシウス・ジュニオールやネイマールら豪華なタレントを擁する陣容で北米の地に乗り込む。大会期間中のFIFA ワールドカップ 2026 試合日程は2026年6月11日から7月19日まで。
セレソンの歴史と伝統
セレソンは1930年の第1回ワールドカップから全大会に参加しており、出場を逃したことが一度もない唯一の国として知られる。ワールドカップ優勝は、1958年スウェーデン大会(対スウェーデン5-2)、1962年チリ大会、1970年メキシコ大会、1994年アメリカ大会、2002年日韓大会の計5回であり、いずれも史上最多記録である。1970年メキシコ大会では当時17歳でデビューしたペレを中心とした黄金世代が3度目の優勝を果たし、ジュール・リメ杯を永久保持することとなった。その後もロナウド、ロナウジーニョ、カフーといった世界を代表するスター選手を輩出し続けてきた。しかし2002年以降は優勝から遠ざかっており、2014年自国開催大会ではドイツに1-7という歴史的大敗を喫するなど、苦難の時代が続いてきた。今大会は伝統のFIFA ワールドカップ 2026 北中米ワールドカップにおいて、その雪辱を果たす機会と位置づけられている。
監督:カルロ・アンチェロッティ
2026年大会でセレソンを指揮するのは、イタリア出身のカルロ・アンチェロッティ監督(1959年生まれ)である。ミラン、レアル・マドリーなどで欧州チャンピオンズリーグを複数回制覇した実績を持つ世界屈指の名将で、成績不振により2025年3月に前任のドリヴァウ・ジュニオール監督が更迭された後、後任として就任した。外国人監督としてセレソンを指揮するのは異例のことであり、国内では賛否が分かれた。しかし選手のマネジメント力と戦術的柔軟性に定評があり、レアル・マドリー時代から馴染みの深いヴィニシウス・ジュニオールやカゼミーロを中心に据えたチーム作りで結束力を高めている。
2026年大会メンバー
ブラジルサッカー連盟(CBF)は2026年5月18日、本大会招集メンバー26名を発表した。GKはアリソン(リヴァプール)、エデルソン(フェネルバフチェ)、ウェヴェルトン(グレミオ)の3名。DFはマルキーニョス(パリSG)、グレイソン・ブレーメル(ユベントス)、ガブリエウ・マガリャンイス(アーセナル)、アレックス・サンドロ(フラメンゴ)、ダニーロ(フラメンゴ)ら8名。MFにはブルーノ・ギマランイス(ニューカッスル)、カゼミーロ(マンチェスターU)、ルーカス・パケタ(フラメンゴ)、ファビーニョ(アルイテハド)ら5名。FWにはヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)、ハフィーニャ(バルセロナ)、ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)、マテウス・クーニャ(マンチェスターU)、エンドリッキ(リヨン)、ネイマール(サントス)、ルイス・エンヒキ(ゼニト)、ライアン(ボーンマス)、イゴール・チアゴ(ブレントフォード)らが名を連ねた。なお、DFウェズレイが負傷欠場となり、MFエデルソンが追加招集されている。FIFA ワールドカップ 2026 FIFAランキングでは6位に位置し、依然として世界トップクラスの評価を受けている。
| ポジション | 主な選手 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| GK | アリソン・ベッカー | リヴァプール(イングランド) |
| DF | マルキーニョス | パリ・サンジェルマン(フランス) |
| DF | グレイソン・ブレーメル | ユベントス(イタリア) |
| MF | ブルーノ・ギマランイス | ニューカッスル(イングランド) |
| MF | カゼミーロ | マンチェスター・U(イングランド) |
| MF | ルーカス・パケタ | フラメンゴ(ブラジル) |
| FW | ヴィニシウス・ジュニオール | レアル・マドリー(スペイン) |
| FW | ハフィーニャ | バルセロナ(スペイン) |
| FW | ネイマール | サントス(ブラジル) |
注目選手
攻撃の核として期待されるのがFWヴィニシウス・ジュニオールである。レアル・マドリーで世界屈指のアタッカーとして活躍し、左サイドを縦横無尽に駆け抜ける圧倒的なドリブルと決定力は現役トップクラスの評価を受けている。グループC第1節のモロッコ戦でも同点弾を叩き込み、その実力を証明した。FWハフィーニャ(バルセロナ)もバルセロナで2024-25シーズンに覚醒し、右サイドからの突破力と得点能力がセレソンに推進力をもたらしている。一方で大きな注目を集めるのがFWネイマールの復帰である。ブラジル代表歴代最多79ゴールを誇る大スターは、2023年10月に代表戦でACLを負傷して以来、長期のブランクを抱えていた。アンチェロッティ監督は「豊富な経験はチーム全体にとって有益だ」として選出したが、開幕時点でも実戦復帰が難しい状況が続いているとされる。また、GKアリソン(リヴァプール)とDFマルキーニョス(パリSG)はディフェンスラインを統率する経験豊富なベテランであり、守備の安定に欠かせない存在である。
グループCの戦い
FIFA ワールドカップ 2026 セレソンはグループCに組み込まれ、モロッコ、ハイチ、スコットランドと同居している。第1節は2026年6月13日(現地時間)、モロッコと対戦した。FIFAランキング6位対7位という注目の強豪国対決で、試合は前半21分にモロッコのサイバリにループシュートで先制を許す苦しい展開となった。しかし32分、ヴィニシウス・ジュニオールがペナルティエリア左の深い位置からカットインで豪快な右足シュートを決め同点に追いつき、試合は1-1のドロー決着となった。続く第2節は6月19日にハイチ戦、第3節は6月24日にスコットランド戦を予定している。グループ突破後のノックアウトステージはFIFA ワールドカップ 2026 テレビ放送でも各試合が中継される。
南米予選での苦難
セレソンは南米ワールドカップ予選において予想外の苦戦を強いられた。CONMEBOL予選では一時自動出場圏外に転落する危機的状況に陥り、監督交代を含む大幅な立て直しを余儀なくされた。それでも最終的には23大会連続23回目の本大会出場を果たし、「皆勤賞」の記録を守った。この南米予選での苦戦はチーム内の戦術的課題や主力選手の故障離脱が重なった結果とみられており、アンチェロッティ体制への移行後は戦術の整備と選手のコンディション管理に注力してきた。
セレソンのプレースタイル
伝統的にセレソンは「ジンガ(Ginga)」と呼ばれるブラジル独特のリズミカルなドリブル文化を背景に、創造性豊かな攻撃サッカーを展開してきた。アンチェロッティ体制では、中盤のカゼミーロやブルーノ・ギマランイスが守備の安定を担いつつ、両ウイングのヴィニシウスとハフィーニャが縦への推進力を生み出す4-3-3または4-2-3-1を基本フォーメーションとして採用しているとされる。前線からのプレッシングを重視しながらも、個々の高い技術力を活かした速攻・ポゼッションの使い分けが特徴である。ネイマールについてはアンチェロッティ監督が「彼は中央でプレーする。ウイングではない」と明言しており、従来の左ウイング起用とは異なる役割での活用が検討されている。FIFA ワールドカップ 2026 北中米ワールドカップの広大なピッチでこのスタイルがどう機能するかが注目される。
頂点奪還への期待と課題
2002年日韓大会以来24年間ワールドカップ優勝から遠ざかっているセレソンに対し、ブラジル国民の期待は非常に大きい。ヴィニシウス・ジュニオールを中心とした攻撃陣の破壊力は世界最高水準にあり、優勝候補の一角として各大会前には必ず名前が挙がる。一方で、2014年自国開催大会での7-1という歴史的惨敗や、南米予選での低迷が示すように、タレントの豊富さが必ずしも結果に直結しないもろさも抱えている。アンチェロッティ監督のもとでチームの組織力と個人能力のバランスをどう保つかが最大の課題といえる。また、ネイマールのコンディションやチーム内の序列をめぐる話題も尽きず、グループステージ突破後のノックアウトステージをいかに駆け上がるかが注目される。FIFA ワールドカップ 2026 試合日程では決勝が7月19日に予定されており、セレソンが6つ目の星を胸に刻む日が来るか世界が固唾をのんで見守っている。
コメント(β版)