FIFA ワールドカップ 2026 ジヤド・アル・ジョハニ|サウジの左サイドを制圧する快速ウィンガー

FIFA ワールドカップ 2026 ジヤド・アル・ジョハニ

ジヤド・アル・ジョハニ(アラビア語:زياد مبارك المرواني الجهني、2001年11月11日生まれ)は、サウジアラビア出身のプロサッカー選手。サウジ・プロリーグのアル・アハリに所属し、ポジションはミッドフィールダー(主に守備的MF・セントラルMF)。背番号は30番。左足を得意とし、中盤でのボール奪取と安定した配球を武器に、若くしてクラブおよびサウジアラビア代表の主力に定着した選手である。2026 FIFAワールドカップでは、グループHに属するサウジアラビア代表の一員として北米の舞台に立った。

選手プロフィール

ジヤド・アル・ジョハニは、サウジアラビアのジッダに生まれ、幼少期からアル・アハリのユースアカデミーに在籍した生粋のホームグロウン選手である。身長180cm、体重60kgとサッカー選手としてバランスのとれた体格を持ち、左足の技術的な精度と高い戦術理解力で中盤の底を担う。フルネームはジヤド・ムバーラク・イード・アル・マルワーニー・アル・ジョハニ。

項目 内容
生年月日 2001年11月11日(24歳)
出身地 サウジアラビア・ジッダ
身長 180cm
ポジション ミッドフィールダー(守備的MF、セントラルMF)
利き足 左足
背番号 30(クラブ)、16(代表)
所属クラブ アル・アハリ(サウジアラビア)
国籍 サウジアラビア

クラブキャリア

ジヤド・アル・ジョハニは、アル・アハリのユースチームでキャリアをスタートさせた。2020年8月8日に同クラブと初のプロ契約を締結し、翌9日にアル・イティハドとのダービーマッチでベンチ入りを果たした。トップチームでの初出場は2021年5月30日、アル・エティファクとの最終節であった。2022年7月24日には2025-26シーズンまでの契約延長に合意し、クラブへの強い帰属意識を示した。

クラブ成績

サウジ・プロリーグにおけるジヤド・アル・ジョハニの出場記録は着実に積み上がっており、2023-24シーズンには22試合・2得点を記録した。2025-26シーズンはリーグ戦21試合出場(1247分)、1アシストを記録し、チームの中盤を支えた。リーグ戦通算では84試合以上に出場し、6得点を積み上げている。

シーズン クラブ リーグ出場 リーグ得点
2020-21 アル・アハリ 1 0
2021-22 アル・アハリ 10 0
2022-23 アル・アハリ 22 2
2023-24 アル・アハリ 22 2
2025-26 アル・アハリ 21 0

アル・アハリでの存在感

アル・アハリはジッダを本拠地とするサウジアラビアの名門クラブであり、2023年夏以降、エドゥアール・メンディ、リヤド・マフレズ、フランク・ケシエ、ロベルト・フィルミーノといった世界的スターを相次いで獲得した。ジヤド・アル・ジョハニはそうした環境の中でホームグロウン選手として中盤の核を担い、2024-25シーズンのAFCチャンピオンズリーグ・エリートではクラブの初優勝に貢献した。国内でも2022-23シーズンのサウジ・ファーストディヴィジョン優勝やスーパーカップ制覇に名を連ねている。

国際キャリア

ジヤド・アル・ジョハニは2019年からサウジアラビアU-20代表でキャリアを始め、2021年以降はU-23代表にも名を連ねた。2022年にはウズベキスタンで開催されたAFC U-23アジアカップでU-23サウジアラビア代表の優勝に貢献した。2023年6月にはフランスで開催されたモーリス・レヴェロ・トーナメント(旧トゥーロン国際大会)にも参加している。フル代表への招集は2025年からとなり、2026年のワールドカップ最終登録メンバー(背番号16)として北米の地に臨んだ。

2026 FIFAワールドカップ・サウジアラビア代表

サウジアラビアは2026年大会に向け、ギリシャ人指揮官ヨルゴス・ドニスを監督に据えて臨んだ。ドニスは2026年4月23日にエルベ・ルナールの後任として就任し、サウジ・プロリーグ出身選手を中心とした26名の登録メンバーを発表した。サレム・アル・ドサリがキャプテンを務め、ジヤド・アル・ジョハニはミッドフィールダーとして選出された。代表選手のほぼ全員がロスン・サウジリーグに所属する国内組で構成されたのが特徴的であった。

グループH・戦績

サウジアラビアが属したグループHは、スペイン、ウルグアイ、カーボベルデとの対戦であった。初戦(6月15日)はウルグアイと1-1で引き分け、先行したものの終盤に追いつかれた。第2戦(6月21日)ではスペインに0-4で敗れ、これはサウジアラビアにとってワールドカップ史上最大級の敗北の一つとなった。最終戦(6月26日)はカーボベルデと0-0で引き分け、勝ち点1のままグループ最下位で敗退した。2大会連続でのグループステージ最下位という結果に終わった。

日付 対戦相手 スコア 結果 会場
2026年6月15日 ウルグアイ 1-1 引き分け ハード・ロック・スタジアム(マイアミ)
2026年6月21日 スペイン 0-4 敗北 メルセデス・ベンツ・スタジアム(アトランタ)
2026年6月26日 カーボベルデ 0-0 引き分け NRGスタジアム(ヒューストン)

プレースタイル

ジヤド・アル・ジョハニは守備的ミッドフィールダーを主戦場とし、左足の精度とゲームリーディング能力を強みとする。中盤でのボール奪取能力と縦への展開が評価されており、攻守両面に関与する運動量も特徴の一つである。ジッダのフットボール文化を体現するホームグロウン選手として、サウジアラビア代表の次世代の軸として期待されている。

主な受賞・獲得タイトル

ジヤド・アル・ジョハニが獲得した主なタイトルは以下のとおりである。クラブでの実績に加え、U-23代表での国際タイトルも持つ。

  • AFCチャンピオンズリーグ・エリート 優勝(2024-25)― アル・アハリ
  • サウジ・ファーストディヴィジョン 優勝(2022-23)― アル・アハリ
  • サウジアラビア・スーパーカップ 優勝(2025-26)― アル・アハリ
  • AFC U-23アジアカップ 優勝(2022年・ウズベキスタン)― サウジアラビアU-23代表

2026ワールドカップにおけるサウジアラビアの文脈

サウジアラビアは2022年カタール大会でアルゼンチンを撃破した歴史的な勝利を経験しながら、その後のアジア予選では苦戦を強いられ、4次ラウンドのプレーオフを経てようやく出場権を確保した。2026年大会は、同国にとって3大会連続・通算7回目のワールドカップ出場であったが、グループステージ最下位敗退に終わり、決勝トーナメント進出の悲願は再び持ち越しとなった。ジヤド・アル・ジョハニのような若い世代の台頭が、次なる躍進への礎となることが期待されている。

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