FIFA ワールドカップ 2026 アルゼンチンサッカー代表
FIFA ワールドカップ 2026 アルゼンチンサッカー代表は、FIFA ワールドカップ 2026に出場するアルゼンチン代表チームであり、2022年カタール大会に続く史上3カ国目のワールドカップ連覇を目指す。アルゼンチンはグループJに配置され、アルジェリア・オーストリア・ヨルダンと対戦する。FIFAランキングでは2026年6月時点で世界1位に返り咲いており、リオネル・スカローニ監督の下で南米予選を12勝2分4敗の首位で通過した。大会中に39歳を迎えるキャプテンFWリオネル・メッシが6大会連続で選出されており、現役最後のワールドカップとなる可能性が高い同選手の活躍に世界中の視線が注がれている。
歴史と実績
アルゼンチンサッカー代表は1930年の第1回ワールドカップから国際舞台に名を刻んできた強豪国であり、これまでにワールドカップ優勝を3度果たしている。1978年自国開催の大会で初優勝を遂げ、1986年メキシコ大会ではマラドーナを擁して2度目の頂点に立った。その後長期間にわたってタイトルに手が届かない時代が続いたが、2022年カタール大会でリオネル・メッシが宿願を果たし、36年ぶり3度目の世界制覇を成し遂げた。この栄冠はスカローニ体制下で着実に積み上げてきた成果であり、コパ・アメリカ2021と2024の連覇も重なって、近年のアルゼンチンはまさに黄金期を迎えている。2026年大会に19回目の出場を果たした現在もFIFAランキング1位に位置し、連覇を果たせばイタリア(1934年・1938年)、ブラジル(1958年・1962年)に続く史上3カ国目の快挙となる。
リオネル・スカローニ監督
リオネル・スカローニは1978年5月16日生まれのアルゼンチン人指揮官であり、2018年から代表チームの指揮を執る。選手時代は右サイドバックとしてラ・コルーニャやラツィオ等に所属し、代表でも活躍した。監督としてはコパ・アメリカ2021の制覇を経て2022年カタール大会での世界制覇を達成し、コパ・アメリカ2024も連覇してアルゼンチン史上最も成功した指揮官の一人となった。戦術的な柔軟性と豊富なオプションを持ちつつ、メッシの特性を最大限に生かすチーム設計を一貫して採用している点が大きな特徴である。本大会に向けては「簡単な相手はいない。まずはグループステージ突破を考える」と語り、地に足のついたアプローチで連覇に挑む。
戦術とフォーメーション
スカローニ監督のアルゼンチンは4-3-3を基本フォーメーションとして採用しており、守備時には4-4-2のブロックに変形する柔軟な組織を構築している。メッシは右ウイングが名目上のポジションだが、右ハーフスペースを自由に動き、ボールを受けてチャンスメイクを行う特殊な役割を担う。守備局面ではMFロドリゴ・デ・パウルがメッシの右サイドをカバーし、エンソ・フェルナンデスとアレクシス・マック・アリスターが連動してスライド、左サイドのフリアン・アルバレスが絞ってMFラインを形成するという高度に組織化された陣形を取る。この方式はバルセロナ時代の「MSN」トリオの構成に近く、ラウタロ・マルティネスがルイス・スアレス役、アルバレスがネイマール役として機能する設計である。
注目選手
本大会で特に注目を集める選手は以下の通りである。
- リオネル・メッシ(FW/インテル・マイアミ):6大会連続出場を果たした世界最高の選手。大会中に39歳を迎え、現役最後のワールドカップと見られている。2022年大会MVPにして前回王者の象徴的存在。クリスティアーノ・ロナウドと並んで史上最多6大会出場の記録に並ぶ。
- ラウタロ・マルティネス(FW/インテル):チームの主軸を担うセンターフォワード。得点感覚と前線でのポストプレーに優れ、アルバレスとともに2トップのような関係性でゴールを量産する。
- フリアン・アルバレス(FW/アトレティコ・マドリー):2022年大会でも躍動したカタール大会MVP級の活躍を見せた若き点取り屋。前線の幅を広げる運動量と決定力を兼ね備える。
- アレクシス・マック・アリスター(MF/リバプール):プレミアリーグで高い評価を受ける中盤の要。広いカバーエリアとボール奪取力、高精度のパスでチームの心臓部を担う。
- エミリアーノ・マルティネス(GK/アストン・ビラ):2022年大会決勝PK戦の英雄。心理戦にも長けた守護神であり、前回大会のベストGK賞を受賞している。
招集メンバー26名(2026年5月28日発表)
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は2026年5月28日、本大会に臨む26名のメンバーを発表した(その後DFレオナルド・バレルディの負傷欠場に伴いDFマルコス・セネシが追加招集)。注目点としては前回大会の準決勝・決勝に出場したFWパウロ・ディバラが落選した点が挙げられる。
| ポジション | 選手名 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| GK | エミリアーノ・マルティネス | アストン・ビラ |
| GK | ヘロニモ・ルジ | マルセイユ |
| GK | フアン・ムッソ | アトレティコ・マドリー |
| DF | ゴンサロ・モンティエル | リバープレート |
| DF | ナウエル・モリーナ | アトレティコ・マドリー |
| DF | リサンドロ・マルティネス | マンチェスター・U |
| DF | ニコラス・オタメンディ | ベンフィカ |
| DF | クリスティアン・ロメロ | トッテナム |
| DF | ニコラス・タグリアフィコ | リヨン |
| DF | ファクンド・メディナ | マルセイユ |
| MF | アレクシス・マック・アリスター | リバプール |
| MF | エンソ・フェルナンデス | チェルシー |
| MF | ロドリゴ・デ・パウル | インテル・マイアミ |
| MF | エセキエル・パラシオス | レバークーゼン |
| MF | ジオバニ・ロ・チェルソ | ベティス |
| MF | レアンドロ・パレデス | ボカ・ジュニアーズ |
| MF | バレンティン・バルコ | ストラスブール |
| FW | リオネル・メッシ | インテル・マイアミ |
| FW | ラウタロ・マルティネス | インテル |
| FW | フリアン・アルバレス | アトレティコ・マドリー |
| FW | ニコラス・ゴンサレス | アトレティコ・マドリー |
| FW | ジュリアーノ・シメオネ | アトレティコ・マドリー |
| FW | ティアゴ・アルマダ | アトレティコ・マドリー |
| FW | ニコ・パス | コモ |
| FW | ホセ・マヌエル・ロペス | パルメイラス |
| DF | マルコス・セネシ(追加招集) | ボーンマス |
グループJと試合日程
アルゼンチンはグループJに入り、アルジェリア・オーストリア・ヨルダンと同居する。グループ内では圧倒的な実力差があると見られており、国内外のメディアはグループステージ突破を既定路線とした上で、決勝トーナメント1回戦でのスペインやウルグアイとの対戦に早くも注目している。ただし2022年大会では初戦でサウジアラビアに敗れるという大番狂わせを経験しており、スカローニ監督も油断なく各試合に臨む姿勢を示している。
| 節 | 日時(日本時間) | 対戦相手 |
|---|---|---|
| 第1節 | 2026年6月17日 | 対アルジェリア |
| 第2節 | 2026年6月22日 | 対オーストリア |
| 第3節 | グループステージ最終節 | 対ヨルダン |
南米予選と直近の成績
アルゼンチンはFIFAワールドカップ2026南米予選を18試合で12勝2分4敗、31得点10失点という堂々たる成績で首位通過した。2位エクアドルに9ポイントもの差をつけての首位フィニッシュであり、宿敵ブラジルとの大一番でも4-1で完勝している。なおコパ・アメリカ2024でも優勝を果たしており、2026年大会直前のFIFAランキングでは11カ月ぶりに世界1位に返り咲いた。南米を代表する強豪として充実した状態で本大会に臨んでいる。
連覇への挑戦と歴史的意義
FIFA ワールドカップにおいて連覇を達成した国はこれまでイタリア(1934年・1938年)とブラジル(1958年・1962年)の2カ国しか存在せず、アルゼンチンが成功すれば64年ぶりの快挙となる。同時に大会中に39歳を迎えるリオネル・メッシの最後のワールドカップとなる可能性が高く、レジェンドが有終の美を飾れるかという観点からも世界中の注目を集めている。決勝トーナメントに進出した場合、最大で計8試合(グループステージ3試合+ノックアウトステージ5試合)を戦う。チームとしての完成度は高く、DAZNやNHKでの全試合配信が予定されており、日本でもアルゼンチンの戦いぶりを余すことなく視聴できる環境が整っている。
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