FIFA ワールドカップ 2026 アフマド・ファトヒー|エジプト代表を担う技巧派MF

FIFA ワールドカップ 2026 アフマド・ファトヒー

アフマド・ファトヒー(アラビア語:أحمد فتحي、英語:Ahmed Fathi、1993年1月25日生まれ)は、カタール代表のプロサッカー選手。ポジションはセンタ―ミッドフィールダー/守備的ミッドフィールダー。エジプト・アスワン出身で、後にカタール市民権を取得しカタール代表として活躍する。所属クラブはカタール・スターズリーグのアル・アラビ。AFCアジアカップ2019・2023の2連覇メンバーであり、2026 FIFAワールドカップではカタール代表の中盤の底を担う実力者として選出された。

基本プロフィール

アフマド・ファトヒーはエジプト出身だが、カタールで長年生活した後にカタール市民権を取得し、サッカーカタール代表として国際舞台に立つ。身長は171cm、利き足は右足。フルネームはAhmed Fathi Mansi Abdullaであり、「ファティー」と表記されることもある。現在33歳にして2度目のワールドカップ出場を果たした。

項目 内容
生年月日 1993年1月25日
出身地 エジプト・アスワン
国籍 カタール
ポジション MF(守備的ミッドフィールダー/センターMF)
所属クラブ アル・アラビ(カタール)
身長 171cm
利き足 右足
代表キャップ数 41(FIFA公式戦)

クラブキャリア

アフマド・ファトヒーは2012年よりアル・アラビでプロキャリアをスタートさせ、以来同クラブ一筋でプレーを続けている。カタール・スターズリーグで長年中盤の核として活躍し、2021-22シーズンにはQFAカップ、2023年にはアミール・オブ・カタール・カップをクラブにもたらした。忠実なワンクラブマンとして知られ、チームの構築と安定に貢献し続けている。

シーズン クラブ 主な実績
2012年〜現在 アル・アラビ(カタール) QFAカップ優勝(2021-22)、アミール・オブ・カタール・カップ優勝(2023)

カタール代表でのキャリア

アフマド・ファトヒーはカタール市民権取得後、サッカーカタール代表として国際舞台に立ち続けてきた。FIFA公式戦における代表キャップ数は41を数え、ガルフカップやAFCアジアカップ、コパ・アメリカなど多くの国際大会に出場してきた。カタール代表の中盤を長年支えるベテランプレーヤーである。

AFCアジアカップでの活躍

アフマド・ファトヒーはAFCアジアカップにおけるカタールの歴史的快挙を共に成し遂げた選手の一人である。2019年大会(UAE開催)ではカタールが日本を3-1で破り初優勝を達成し、2023年大会(カタール開催)でも連覇に貢献。カタールは2大会連続でアジア制覇を果たした唯一のクラブ以外のチームとなり、AFCアジアカップ2023ではアクラム・アフィフがペナルティキックのハットトリックを決めてヨルダンを3-1で破った。

2026ワールドカップ予選

カタールは2026 FIFAワールドカップ・アジア予選の第3ラウンドでイランとウズベキスタンに次ぐ3位に終わり、自動出場権を逃した。第4ラウンドのプレーオフではオマーンと0-0で引き分けた後、ドーハでUAEを2-1で撃破し出場権を獲得。開催国ではなく予選を勝ち抜いてのFIFAワールドカップ出場は今大会が初めてであり、カタールサッカー界にとって歴史的な意義を持つ。

2026ワールドカップ選出

監督のフレン・ロペテギは2026年6月2日に最終26名のスカッドを発表し、アフマド・ファトヒーはMF枠で選出された。カタールはグループBに配置され、共催国カナダ、スイス、ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。ファトヒーはダブルピボットの一翼を担い、アシム・マディボとともに守備的なフィルターとして機能した。

グループステージの戦績

カタールのグループBでの結果は、第1戦スイス戦1-1引き分け、第2戦カナダ戦0-6大敗、第3戦ボスニア・ヘルツェゴビナ戦1-3敗北で、1分2敗・勝点1の最下位となりグループステージで敗退した。2022年大会に続き2大会連続でのグループステージ敗退となった。アフマド・ファトヒーはスイス戦に30分間出場したほか、カナダ戦では42分間プレーしてイエローカードを受けた。

日程 対戦相手 結果 会場
2026年6月13日 スイス △ 1-1 サンタクララ(米国)
2026年6月18日 カナダ ● 0-6 バンクーバー(カナダ)
2026年6月24日 ボスニア・ヘルツェゴビナ ● 1-3 シアトル(米国)

プレースタイル

アフマド・ファトヒーの最大の特長はボール奪取能力の高さにある。ワールドカップ予選においてカタール代表選手の中でタックル成功数が最多であったとされ、守備的ミッドフィールダーとしての役割を着実に遂行する。ダブルピボットのパートナーであるアシム・マディボとの連携でチームの中盤に安定感をもたらし、ロペテギ監督が志向するポジショナルプレーにおいて不可欠な存在となっている。

守備面での貢献

中盤の底でコンパクトな守備ブロックを形成し、相手の縦パスのコースを遮断することを得意とする。フィジカルコンタクトをいとわないハードワーカーであり、チームのバランスを保つための地味ながら重要な役割を担っている。一方でイエローカードを受けるリスクも高く、予選で3度の警告を受けるなど強度と規律のバランスが課題でもある。

主な受賞歴・タイトル

  • AFCアジアカップ 優勝(2019・UAE大会)
  • AFCアジアカップ 優勝(2023・カタール大会)
  • QFAカップ 優勝(2021-22・アル・アラビ)
  • アミール・オブ・カタール・カップ 優勝(2023・アル・アラビ)

カタールサッカーの発展とファトヒー

カタールはアスパイアアカデミーを中心とした長期的な選手育成プロジェクトにより、アジアの強豪として台頭してきた。アフマド・ファトヒーのようにカタール外出身でも市民権を取得して代表入りする選手が一定数存在しており、この帰化制度はカタール代表の強化策の一側面を形成している。2022年の自国開催から始まったカタール代表のワールドカップ挑戦において、ファトヒーは2大会連続でその中心メンバーの一人として名を連ねた。

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