芸術

日本史

天橋立図|名勝を描く絵画史料

天橋立図天橋立図は、丹後国の景勝地である天橋立を主題にした名所絵であり、風景の魅力を伝えると同時に、土地のかたちや人々の営みを可視化した作品である。とりわけ室町期の水墨表現と結びついた作例は、自然の量感と地理的な把握を同居させ、絵画と地図的...
文学

井原西鶴|浮世草子,人間の持つ欲の肯定

井原西鶴井原西鶴(いはらさいかく)は、江戸時代前期に活躍した浮世草子作者であり、俳諧師でもある。寛永19年(1642年)に大坂の裕福な町人の家に生まれた。談林派(だんりん)の西山宗因に俳諧を学び、若くして俳諧の世界で頭角を現した。延宝年間に...
日本史

浅井忠|洋画革新を導いた近代画家

浅井忠浅井忠は明治期の洋画を代表する画家であり、写実にもとづく風景画や人物表現を通じて、日本における油彩表現の定着に大きく関わった存在である。画家としての制作に加え、教育者としても活動し、後進の育成と美術制度の整備に力を注いだ点に特徴がある...
芸術

猫の皿(落語)|古典落語の名作を軽妙に描写

猫の皿(落語)猫の皿(落語)とは、古典落語の中でも特に趣向を凝らした滑稽噺である。旅人がふと立ち寄った骨董好きの店主が営む茶店で、猫が高価な皿で何気なくミルクを飲んでいる場面から物語が展開し、その皿を巡る駆け引きが笑いを誘う。登場人物のやり...
世界史

ラスコー|古の芸術を今に伝える壮麗先史遺産

ラスコーフランス南西部のドルドーニュ地方に位置するラスコーは、先史時代の貴重な洞窟壁画が数多く残されている場所である。発見当初から芸術性と歴史的意義が評価され、旧石器時代終盤にあたる約1万7千年以上前の人々が描いたとされるカラフルな動物画が...
人文科学

柿本人麻呂|百人一首にも選ばれた歌人,万葉集

柿本人麻呂柿本人麻呂は、飛鳥時代後期から奈良時代初期にかけて活躍した日本の歌人である。出生は不明であるが、歌人としての才能に優れ、上代歌謡と漢詩を融合させた和歌の形式を生み出した。後世において山部赤人とともに「歌聖」と称され、『万葉集』の第...
建築

ホワイエ|劇場や施設の社交と休憩を担う空間

ホワイエホワイエとは、劇場やコンサートホールなどの建築物において、観客が開演前や休憩時間に滞在する空間である。来場者が作品への期待感を高め、社交や情報交換を行う場として機能するため、建築上のデザインや設備計画にも大きな影響を及ぼしてきた。ま...