大宛|中央アジアのイラン系国家,漢による侵略

大宛(フェルガナ)

大宛(フェルガナ)は、中央アジアのシル川上流域の地域名である。古くよりイラン系国家が成立していた。良馬(汗血馬)の産地であった。の武帝によって派遣された張鶱により漢と接触したが、武帝に送り込まれた李広利によって侵略された。

汗血馬

血の色の汗を流すといわれる西域産の馬で、シルクロードを通って、東アジアへ輸出された。人気があり、1日に1000里(約400km)を走破するともいわれた。

李広利

李広利(?~前90)はの武帝夫人の李妃の兄にあたる。武帝の命で将軍として大宛に遠征(前104~前102)した。大宛は激戦を繰り広げたものの、ついに漢に破れた。

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