商隊(キャラバン)|シルクロードの商業を支配する砂漠の民

商隊

商隊(キャラバン)は、主にシルクロードなど交易をつかさどる商人の団体で、1商隊につき数人から数十人で地中海を旅した。普通、10数頭から数十頭におよぶラクダをひきつれ、貴重な商品を継いで町から町へ輸送をおこなった。ラクダは馬よりも高価で積んだ商品の価値も膨大なものであったので、度々危険にさらされた。

目次

砂漠の民

砂漠の民は、農耕することができず、交易しか生存手段を持つことは出来なかった。そこで商隊が成長していく。当時は、オアシス地帯は無法状態で移動も過酷なため、商隊には運輸の手段(ラクダ)と各地の拠点、軍事力、保証システム、優れた情報網が必要となった。中国や遊牧民ではそれを担うことができず、特殊な技術をもったオアシス市民であり、隊商に従事したのもすべてオアシスの市民であった。

ソグド民族

ソグド民族とは、シルクロードの交易を700年に渡って支配していた商隊の民族である。主に中央アジアから中国との範囲を活動しており、ユーラシアの各地でソグド民族は重要な役割を果たした。ソグド人がいた痕跡は、ヨーロッパ、オアシス、中央アジア、インド、中国などで見つかっている。

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