保全|長期間にわたって機械や設備の性能を発揮させる

保全

保全(メンテナンス)とは、機械や設備を最適な状態で維持し、長期間にわたってその性能を発揮させるための活動や管理である。保全の目的は、故障や性能低下を未然に防ぐことであり、生産効率の向上やコスト削減、信頼性の確保を図る。特に製造業やインフラ産業においては、保全が重要な役割を果たす。

保全性

保全のしやすさを保全性という。故障時の修理が容易でリカバーしやすい製品は保全性の高い製品といえ、保全性は信頼性につながるため重要なファクターである。

保全の種類

保全の種類には、予防保全、事後保全、改善保全がある。

予防保全

予防保全は、故障を未然に防止する保全で、常に製品を使用可能な状態に維持するための活動で、定期的に点検やメンテナンスを行う。

事後保全

事後保全は、機械や設備が故障した際に修理を行う方法で、故障時に使用可能な状態に回復させる保全である。

改善保全

改善保全は、機械や設備の弱点を特定し、設計変更や運用改善を行う保全で、その後のトラブルの数を減少させることを目的とする。

MTTR(平均修復時間)

MTTR(Mean Time to Repair)は、システムや機械が故障した際に、それを修理して再び稼働させるまでに要する平均的な時間を指す。機械や設備の保全や運用における重要な指標であり、システムの信頼性や可用性を評価するために使用される。MTTRが短ければ、システムのダウンタイムが減少し、運用効率が向上するためMTTRをできるかぎり短くすることがマネジメントで重要である。

保全計画の立案

効果的な保全活動を行うためには、計画的な保全計画の立案が不可欠である。まず、設備の使用状況や故障履歴を分析し、どの部分に重点的な保全が必要かを判断する。次に、具体的な点検やメンテナンスのスケジュールを設定し、担当者の役割分担を明確にする。また、必要な資材や部品の手配も事前に行っておくことで保全活動の効率を高めることができる