アルカリ性
アルカリ性とは、水溶液や物質がpH値で7を超えている状態を指し、酸性の対極にある化学的特性である。水溶液中では水酸化物イオン(OH⁻)が多く含まれるため、金属イオンや有機化合物との反応性が高い。家庭用に利用される洗剤などもアルカリ性のものが多く、油脂を分解しやすい性質を持つ。一方で、皮膚や粘膜を刺激しやすい特性もあるため、利用時の安全性を十分に考慮する必要がある。
pHとアルカリ性の関係
pHスケールは0から14までの値で表され、7が中性を示す。7より大きくなるほどアルカリ性が強くなる一方で、7未満は酸性に傾く。pHが高いほど水酸化物イオン濃度が増加し、化学反応においては酸性物質を中和する能力が高くなる。たとえばpHが9程度の弱アルカリ性溶液では、皮膚に対する刺激が比較的少ない一方、pH12を超える強アルカリ性ではタンパク質を変性させるため刺激性が著しく増す。
土星の衛星エンセラダスの地下海はpH 10.1 から 11.6 のアルカリ性とする研究結果。https://t.co/z6LHGmdxkG
— 星が好きな人のための新着情報???? (@localgroupjp) June 30, 2025
代表的なアルカリ性物質
- 水酸化ナトリウム(苛性ソーダ):工業用の重要な基礎原料で、石鹸の製造やパルプの処理などに用いられる。
- 水酸化カルシウム(消石灰):土壌改良や建設分野のほか、食品添加物としても利用される。
- 重曹(炭酸水素ナトリウム):食品用のふくらし粉や清掃用洗剤として使われる穏やかなアルカリ性物質。
アジサイは土のpH度で色が変わるんだそう
アルカリ性ならピンクに????
酸性なら青に????ということは、事務所前の土は中性ということですね????
来週はほぼずっと雨予報ですが、前向きに頑張りましょう????
本日もお疲れ様でした!担当:みかん#企業公式がお疲れ様を言い合う#企業公式相互フォロー pic.twitter.com/ZhRUxtiG55
— 本橋商店????段ボールグッズ (@bookbridge_shop) June 20, 2025
アルカリ性に関連する反応
アルカリ性溶液は酸性物質を中和して塩や水を生成する反応が典型例である。油脂との反応ではケン化が起こり、脂肪酸が分解されるため洗浄効果が得られる。また金属イオンと結びついて沈殿を生じることもあり、水処理工程では汚染物質を凝集・沈殿させる技術として活用されている。
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム:劇物)を使った石鹸づくりは分量や混合が甘いと反応がイマイチで一部に水酸化ナトリウムが残った状態になる。水酸化ナトリウムは強アルカリでタンパク質を溶かすし、水で軽く洗った程度だと落ちずに手に残留する。そして、徐々に皮膚や爪を溶かして、薬傷を起こす。→ https://t.co/PVVgcgv4zU
— ととかめ屋 (@totokame8) November 15, 2024
アルカリ性物質の応用
洗剤や石鹸、漂白剤など日常生活で使われる多くの製品はアルカリ性物質を含んでおり、油汚れやタンパク質の分解に優れた効果を発揮する。また工業的には、石油化学製品の合成工程や紙・パルプ製造で不可欠な存在である。食品の加工現場では麺のかん水や野菜のアク抜きに用いられることも多く、これらの応用分野ではアルカリ溶液の特性を十分に引き出せるよう注意深い設計が行われている。
コメリさんのアルカリ性の汚れ落とし
ホイールが簡単に綺麗になる!びっくり‼️ pic.twitter.com/Tf4GzWiUUF— noru (@noru19208274) July 21, 2025
安全面での注意点
アルカリ性物質が皮膚や粘膜に付着すると、酸性の体液と中和反応を起こし、化学熱による損傷や強い刺激感が生じる場合がある。高濃度の水酸化ナトリウムやアンモニアなどは特に危険であり、取り扱い時には保護メガネや手袋が欠かせない。万一接触した際には大量の水で洗浄し、症状が重いときには速やかに医師の診察を受ける必要がある。
以前、「階段が塔の壁から少し離れてるのはなぜ?」と化学工学の専門家に質問したら、蒸解釜は強アルカリ性の液で木材を溶かすので、たぶん危険がないように意図的に離しているのではとおっしゃられていました。高温高圧の強アルカリ溶液が噴出したらたしかに危険。安全第一です。 pic.twitter.com/eb5dOzZtZU
— ワンダーJAPON編集部公式 (@isamu_WJ) October 28, 2023
生体や環境への影響
アルカリ性物質が中性から大きく外れたpH領域で環境に放出されると、生態系にとっては有害な影響を及ぼす可能性がある。魚類や植物は特定のpH範囲でしか生存できないため、工業廃水などを処理せずに排出すれば河川や海洋環境が変化し、水生生物の大量死を招く恐れがある。一方、適切に希釈・中和することでpHの戻しが可能であり、環境基準を守る管理体制の整備が重要である。
皮膚のpHは4~6.5前後の弱酸性なんよ。
石鹸系は弱アルカリ性なんだけど、使用しても皮脂や汗で中和されて30分もたたないうちに弱酸性に戻る。
このことを中和能っていうんだけど、肌に炎症がある皮膚はこの中和能が衰えてトラブルを引き起こすから敏感肌の人はアミノ酸系を選んだ方がいい。
— にきびくん (@nikibi_kun) July 20, 2025
測定方法
一般的にはpHメータやpH試験紙を用いてアルカリ性を測定する。精密な測定が必要な場面では電極式pHメータが使われ、校正液で定期的に校正を行うことで信頼性を維持する。また自動ラインでの連続測定システムも普及しており、化学プラントなどではオンラインで溶液のpHを監視し、リアルタイムにプロセス条件を制御している。
小松菜やほうれん草を育てる土壌のph測定を行った。正式な方法で3カ所測定したが3カ所ともph6.9~7だった。小松菜やほうれん草などは、弱酸性を好むそうだから、これはつまり苦土石灰などを散布して、土壌をアルカリ性に傾ける必要はないということなのか。 pic.twitter.com/5phbtzDeqP
— カネ庄 (@okservice_) January 3, 2022