道教|儒教、仏教に並ぶ中国の栄えた宗教

道教

道教は、中国固有の宗教である。儒教・仏教と並ぶ中国主流の3宗教の一つで、神仙思想・老荘思想・陰陽五行説・易・呪術・占下などさまざまな要素が融合し、致富や不老長寿など現世利益的性格が強い。後漢時代の末期、太平道・五斗米道(天師道)が成立して宗教の形をとり始め、北魏の寇謙之が新天師道という教団組織を確立した。北魏時代には国家宗教となり仏教を圧迫し、唐の時代になって皇帝から保護された。

寇謙之

寇謙之(363ー448)は、北魏の道教の大成者で、新天師道の祖よばれる。太武帝(423ー452)に重用され、天師道に改革を加え新天師道を始め、国家宗教として教団の形成に努めた。442年には、仏教を退ける一方で、道教の国教化を推進した。

新天師道上

新天師道上は、寇謙之が開いた道教の一派。従来侵攻されていた天師道(五斗米道)を改革し、仏教の儀礼面を取り入れ、宗教としての道教を確立した。

太平道

太平道は、後漢の末期に、張角が始めた宗教結社である。呪術や祈藤で病気を治すと称し、多くの信徒を得て、道教の源流となった。

五斗米道

五斗米道は、2世紀後半に張陵が始めた宗教結社である。天師道ともいう。祈祷による病気治療を主とし、謝礼として米5斗(約9リットル)を受け取った。太平道とともに道教の一源流となった。