製図用具|コンパスや曲線定規など製図用具一覧

製図用具

製図用具とは、製図に使われる用具で、鉛筆(シャープペンシル)、直定規、三角定規、三角スケール、コンパス、各種テンプレート、消し板などがある。IT技術の発展からCADソフト(製図支援ソフト)が開発され、2次元のCADが一般的に使われるようになった。特に、3次元CADは製図では描くことが出来ない、3次元の表現が可能となり、高価な反面、主流となりつつある。

二次元CAD

二次元CADは、製図支援ソフトで、x・yの座標を用いて図面を描くソフトである。二次元CADによって膨大な製図の労力を軽減することができるようになる。通例、CADソフトによって製図することが一般的で、手書きは希である。

三次元CAD

三次元CADは二次元のx・yに加えて高さを用いたzを用いて、立体モデルにより表現することができる。三次元CADで作成された3Dデータは、様々な属性(重量・体積・重心)や条件(流体)などの解析や評価を行うことができる。ただし、加工においては二次元CADが必要な場面が多く、3DCADで一本化である。

製図板

製図板とは、製図をするときに使用される製図用紙を貼り付ける木製の台板である。乾燥したヒノキ、ホオ、サワラ、カッラ、スギを材料とし、表面は節なしの征目板を3~5枚はぎ合わせ、平らでなめらかに仕上げられている。両側は硬い木の枝で縁をとってある。また、ベニヤ合板製もある。大きさは、A0用(1200×900×30mm)、B1用(1050×750×30mm)、A1用(900×600×30mm)、A2用(600×450×20mm)などがある

製図用紙

製図用紙とは、つや消しの半透明のトレーシングペーパが多く用いられ、厚口、中厚薄口などの厚さで、ロール紙やサイズごとのカットペーパがある。また、伸縮が少なく耐久性が高い製図用フィルム(マイラー紙)があり、長期保存用などに用いられている。

製図台

製図台とは、製図板を支える台で、製図板に傾きをつけるための枕木(角材)を入れて用いていたが、専用の手動式、または自動式もあり、傾斜、高さの調節に便利である。

コンパス

コンパス

コンパス

コンパスは円または円弧を描くために用いる器具である。微調整が可能で正確な小円を描くことができる小コンパス(スプリングコンパス)、中コンパス、大コンパス(中継ぎ)、ビームコンパス、中車式コンパス、比例コンパスなどがある。鉛筆用しんを用いるものに代わり、しんホルダ、製図用ペンを用いるものが多くなってきている。

  • 中車式コンパス:脚の開閉に調整ねじ(中車)を用いたコンパス、微細な調整が可能である。
  • 比例コンパス:すでに描かれている図形を比例的に拡大縮小するときに使用するもので、二本の脚をX形にとめ、とめる場所を移動・調整することで脚の両端の開きの比が変化する。
  • ビームコンパス:中心側と弧を描く側とを薄板などで連結できるようにし、大きな円または円弧を描くときに用いる。
  • ディバイダ:長さ寸法を移したり、線分を分割したりするときに使用する器具

定規

直線を描くために用いられる器具を「直定規」といい、曲線を描くための定規である「曲線定規」、三角状の「三角定規」、雲形の「雲形定規」など、各種の定規がある。

T定規

T定規とは、製図板の短い辺に当てて水平な平行線を引いたり、三角定規の案内などに用いるT形をした板状の定規である。水平線は左から右へ、鉛筆は紙面に対し、60°~70°傾けて当てるようにし、3本の指で力強く線を引く。

三角定規

三角定規

三角定規

三角定規とは、三角形をした板状の直線用定規で【90°・45°・45°】、【90°・60°・30°】の2枚1組で、一般にT定規の辺に沿って垂直線や15°間隔の斜線を引くときに使われる。垂直線は下から上に、斜線は左上から右下へ、左下から右上へ引く。

三角スケール

三角スケール

三角スケール

三角スケールは、三つの面の両側に6種類の縮尺の異なる目盛が刻まれているもので、断面形状が三角形をした縮尺定規の一種であり、必要な縮尺に合わせて使用面を選んで寸法を測り図面を描いたり、描かれた図面から寸法を読み取るために使用される。縮尺は一般的に1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600である。

曲線定規

曲線定規

曲線定規

曲線定規は、不規則な曲線を描くときに使用するもので、棒状の自在曲線定規やいろいろな曲線からできた板状の雲形定規がある。雲形定規は、比較的短い部分の任意の曲線を描くことができる。

自在曲線定規

自在曲線定規とは、形を自由に変えられるので、いろいろな曲線を描くのに用いる棒状の曲線定規で、魚形文鎮とともに用いる。

分度器

分度器とは、15°の倍角は1組の三角定規でもできるが、それ以外の角度は分度器による。半円と全円がある。また、軸測投影図用の各種だ円分度器もある。

テンプレート

テンプレート

テンプレート

テンプレートとは、プラスチックの板に図形や文字などを切り抜いた定規のことで、筆記用具で簡単に図面上に図形や文字が書き込めるものである。製図用に一般に用いられているものは円テンプレートで、コンパスよりも手軽に正確に速く円を描くことができる。種類は、円、楕円、四角形、三角形、各種記号や図形、文字などがある。

消し板

消し板とは、作図の際に不必要な文字や線を消すときに使われるもので、図の一部だけを消し、他の部分を消さないように型抜きされた穴を、消すべき部分の上に当てて使用する薄い板状のものである。