直接測定器
直接測定器はノギス、マイクロメータ、ハイトゲージ、スナップメータ、スナップメータのように直接的に狙いの数値を測定する方法である。比較対象を基準にする、比較測定器と区別される。
ノギス
ノギスとは、1/20mmまでの精度で板の厚みや長さ、外径や内径を測定することができる測定器である。
マイクロメータ
マイクロメータとは、精密なねじ機構を使い、ノギスよりも高い精度の測定ができ、厚さや長さの測定に用いる測定器、目盛は0.01mmが標準であるが、目盛線と基準線のずれを目測することで0.001mmまで読みとることが可能である。
ハイトゲージ
ハイトゲージとは、トースカンとスケールを使った測定器で、定盤の上で行い、工作物の高さの測定、けがき引きに用いられる。
デプスゲージ
デプスゲージとは、工作物の溝や穴の深さ、突起物(ピン)の高さを測定するために用いられる。
スナップメータ
スナップメータとは、スタンドに取り付けて安定して測定することを目的にした測定器である。読み取りやすいようにインジケータが付いており、量産部品などの測定に適した構造になっている。
測長器
測長器とは、標準尺を内蔵しており、正確に一定圧のもとで被測定物を取り付け、読み取り顕微鏡を移動させて標準尺を正確に読み取る測定器である。