民会|ローマの共和政における貴族と平民の階級闘争

民会|ローマの共和政

民会とは、ローマの全男性市民によって構成された議会である。貴族から成る元老院、行政を担う執政官、平民から成る民会により、ローマの共和政を栄えていた。民会は、クリア会、兵院会、平民会の三つの民会が設けられ、いずれの議決も元老院の承認を得て初めて国法として通用した。

目次

クリア会

クリア会は、もっとも古く、氏族制的組織であるクリアに基づいて構成された。したがって古来の貴族の勢力が強かった。

兵員会

兵員会は、古くからの軍隊集会に起源をもつものである。軍事を担う組織である。武装自弁の原則にもとづき、富裕者に重い役割が与えられた。貴族・平民の別を問わず、市民を財産高に応じて5級に分けて組織し、投票方法は最高階級に有利となっていた。

平民会

平民会は、前5世紀前半に設置され、平民のみで構成された。その議決も平民のみを拘束したが、ホルテンシウス法(前287)により、議決は全市民を拘束、貴族構成員に加えられた。護民官が議長をつとめ、当初、その議決は平民のみを拘束した。