植民市|古代ギリシアの都市国家ポリスの植民活動

植民市

植民市は古代ギリシアポリスが設置した植民制度で、前8~前6世紀を中心に、人口増加による土地不足や、ポリス内での政治的対立から新天地を求める者が、黒海や地中海周辺各地に建設した。植民市は母市から政治的には完全に独立したポリスとなって、ギリシア文化の拡大と交易活動を促進した。

植民市

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目次

ポリス

ポリスは、古代ギリシアの都市国家である。城壁で囲まれた中心市と、周囲の田園地帯からなる。政治的には完全に自立しており、1000以上のポリスが存在していた。スパルタなどを除き、王政をとらず、貴族制による統治が行われていた。階級が軍事・政治を独占し、貴族政が行われていた。

植民市

植民市は人口増や政治紛争といった、各ポリスの内部の危機の解決策から始まったが、地中海全域にギリシア文化を伝えるという大きな役割も果たした。植民者は適地をみつけて、母市と同じようなポリスをつくり、先住民とは融合せず、ギリシアの文化や生活を守りつづけた。しかし母市からは独立性を持ったポリス(アボイキア=離れた家)であり、対等にオリンピア競技に参加し、また母市との戦争もおこなった。

ビザンティオン

ビザンティオンは、ボスフォラス海峡に臨む地域に建設された植民市である。現在のイスタンブールである。

マッサリア

マッサリアは、南フランスの地中海岸に建設された植民市で、現在のマルセイユを位置する。

ネアポリス

ネアポリスは、南イタリアに建設された植民市で現在のナポリである。

シラクサ

シラクサは、シチリア島東岸に建設された、コリントを母市とする植民市である。

ニカイア

ニカイアは、南フランスの地中海岸に建設された植民市である。現在のニースである。

タレントゥム

タレントゥムは、南イタリアに建設された植民市である。現在のタラントである。

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