春秋の五覇|中国・春秋時代に覇権を争った5つの覇者

春秋の五覇

古代中国の春秋時代、中原に覇を唱えて、各諸侯が相互に争った。そのなかで有力な諸侯を覇者とよび、その中で、有力な覇者を春秋の五覇という。斉の桓公、晋の文公、楚の荘王、呉王闔閭、越王勾践、秦の穆公、宋の襄公、呉王夫差などがあげられるが、各文献によって異なる。

尊王攘夷

春秋時代には、まだ周王の権威は残っており、有力諸侯は周王の権威を利用しつつ、みずからの勢力拡大に努めた。有力諸侯は、しばしば「尊王攘夷(周王を尊び、異民族の侵入を討ちはらう)」を唱えて、諸侯に同盟を呼びかけ、同盟の盟主となることによって勢力をふるおうとした。こうして同盟の盟主となった有力諸侯を覇者と呼び、そのうち代表的な5人を春秋の五覇という。

春秋の五覇

五覇のうち、名宰相管仲の補佐をえて最初の覇者となった斉の桓公(位前685~前643)、晋の文公(位前636~前628)の2人は確定しているが、他の3人については、宋の襄公、秦の穆公、楚の荘王、呉王の闔閭(または子の夫差)、越王の勾践など諸説がある。