天動説|アリストテレス

天動説 geocentric theory

天動説とは、静止した地球を中心として、天体が回転するという、地球中心の宇宙観。古代ギリシアピタゴラス派アリストテレスは、神聖な天体は地球のまわりを完全な円運動をすると考えた。2世紀に天文学者・地理学者のプトレマイオス(Ptolemaios Klaudios)が緻密な理論に高め、その後のイスラーム文明の中で高度に発展する。天動説のもつ“宇宙の調和と神の創造した世界”がキリスト教と結びつくことにより、中世ヨーロッパでは支配的な考え方となる。コペルニクス地動説があらわれ、天動説にたいする研究が覆された。特に望遠鏡の精度の向上やニュートン力学の発展により矛盾が明確化されてくる。