半径の製図|JIS,機械設計

半径の製図

半径寸法の製図は、〝R30〟のように半径の記号Rを寸法数値の前に寸法数字と同じ大きさで記入して表す。ただし、半径を示す寸法線を円弧の中心まで引く場合には、この記号を省略することができる。また、円弧の半径を示す寸法線には、円弧の側にだけ矢印をつけ、中心の側にはつけない。なお、矢印や寸法数値を記入する余地がないときは、省略形、引出線、ジグザグ線により記述することができる。

半径の記入例(JIS B 0001 2010)

半径の記入例(JIS B 0001 2010)

半径の寸法

半径の寸法において、円弧の中心の位置を示す必要がある場合、十字または黒丸でその位置を示す。

同一中心をもつ半径の記入例(JIS B 0001:2010)

同一中心をもつ半径の記入例(JIS B 0001:2010)

円弧の半径

円弧の半径が大きく紙面に書ききれない場合、その半径の寸法線を折り曲げることができる。この場合、寸法線の矢印のついた部分は、正しい中心の位置に向いていなければならない。

累進寸法記入法

同一中心をもつ半径は、長さ寸法と同様に累進寸法記入法を用いて表示できる。

実R,展開R

実形を示していない投影図形に実際の半径を指示する場合には、寸法数値の前に『実R』の文字記号を、展開した状態の半径を指示する場合には、『展開R』の文字記号を記入する。

展開した状態の半径の記入例(JIS B 0001:2010)

展開した状態の半径の記入例(JIS B 0001:2010)

実形を示していない半径の記入例(JIS B 0001:2010)

実形を示していない半径の記入例(JIS B 0001:2010)

(R)

半径の寸法が他の寸法から類推できる場合、半径を示す寸法線と数値なしの記号(R)により指示する。

半径の大きさが他の寸法から類推できる場合の記入例(JIS B 0001 2010)

半径の大きさが他の寸法から類推できる場合の記入例(JIS B 0001 2010)

(CR)

かどやすみの丸みにコントロール半径を指示する場合は、半径を示す矢印と数値などの記号(CR)によって指示する。直線と曲線の接合部分に凹凸がなく、滑らかにするときに用いる。なお、コントロール半径とは、通常のR指示では工作時に半径の交わり部に段差や表面の凹凸ができるのを防ぐため、直線部と半径曲線部との接線部が滑らかにつながり、最大許容半径と最小許容半径の間に半径が存在するように規制する半径である。

コントロール半径の指示例(JIS B 0001 2010)

コントロール半径の指示例(JIS B 0001 2010)