円周振れ|軸に対した振れ公差

円周振れ

円周振れとは軸ものの部品に適用される振れ公差で、任意の断面を2次元的に規制する幾何公差である。(3次元的に規制する幾何公差は、全振れ公差である。)

JIS

円周振れとは、データム軸直線を軸とする円筒面をもつべき対象物、またはデータム軸直線に対して垂直な円形平面であるべき対象物をデータム軸直線の周りに回転したとき、その表面が指定した位置または任意の位置で指定した方向に変位する大きさ(JIS B 0621)

円周振れの普通公差(JIS B 0419 1991)

公差等級 円周振れ公差
H 0.1
K 0.2
L 0.5

軸を基準にした半径方向の円周振れ

下記の図は、軸を基準として半径方向(データムの直線軸に対して外側に向かう方向)の円周振れを規制するものである。データム軸直線Aの周りを一回転する間に、任意の横断面において0.1以下でなければならない。

共通データムの軸を基準にした半径方向の円周振れ

下記の図は、共通データムの2つの軸を基準として半径方向(データムの直線軸に対して外側に向かう方向)の円周振れを規制するものである。円周振れは、共通データムA-Bの周りを1回転する間に任意の横断面において0.1以下になければならない。

1部分の半径方向の円周振れ

多くの場合、振れ公差は1回転したときの振れをみるが、下記の図は、全周ではなく一部を規制したい場合である。1回転あるいは一部において0.1以下でなければならない。

軸直線方向の円周振れ

下記の図は、データム軸直線方向の円データムAに平行な軸方向の任意の位置で測定した周振れは、データムAに直角で0.1離れた、二つの円形平行曲線の間になければならない。

斜め方向の円周振れ

下記の図は、規制したい形状が曲面やテーパ面のものである。