使徒|イエスを引き継いだ、キリスト教を広めた指導者たち

使徒

使徒とは、イエスの教え(福音)を伝える(宣教する)指導者のことをいう。イエスが選んだペテロ・ヤコブ・ヨハネら12人の直弟子は12使途という。その中のユダは、イエスを裏切った人物とされる。のちにユダヤ教のパリサイ派であったパウロも使徒に加えられた。使徒は福音を伝え、教会を設立し、聖典の成立や信条の制定にも大きな権威を認められた。伝道で異邦人の信者も増え、1世紀後半には東方のほとんどのギリシア都市、そして首都ローマにまで教会が生まれた。

使徒の活躍

キリスト教は使徒の活躍により、ユダヤ教の枠を超える世界宗教として成立することができた。

パウロ

パウロは、小アジアのタルソスに生まれたユダヤ人である。「異邦人の使徒」といわれた。初め熱心なユダヤ教徒でキリスト教を迫害したが、キリスト教に改宗した。人類の罪をあがなって十字架上に死し、復活した神の子イエスを信じることによって、人類の救いは約束されると説き、ローマ帝国領内の諸都市におもむいて、熱心な伝道を行った。ローマ市民権をもっていたので、帝国内を広く伝道してまわり、キリスト教の教義の確立に大きな貢献をした。ネロ皇帝の迫害により殺害された。その手紙は『新約聖書』に収められている。

ペテロ

ペテロは、キリスト教の12使徒の一人で、本来の名は、シモンといい、ガリラヤの漁夫である。イエスの最初の弟子となり、12使徒のなかでも最も尊重されていた。エルサレムやローマに最初のキリスト教会を創設したので、伝統的にローマ=カトリック教会の初代の教皇とされている。ネロの迫害で殺害された。

ヨハネ

ヨハネは、12使徒の一人で、『黙示録』などの作者とされる。

信者からの献金

伝道する使徒の活動資金として信者が献金し、教会同士の相互援助や貧民への施しが行われた。

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