ヴァスバンドウ(世親)|大乗仏教,「二十詩篇の唯識論」,阿頼耶識

ヴァスバンドウ(世親)

ヴァスバンドウ(世親)は、大乗仏教の思想家。アサンガの実弟で兄とともに唯識の思想を確立し、大乗仏教の多くの著作や注釈を著した。

「二十詩篇の唯識論」

ヴァスバンドゥはアサンガの弟であり、はじめは上座部の仏典を研究し、『倶舎論(ぐしゃろん)』で大乗仏教を批判、攻撃したが兄の戒め(いましめ)により、大乗仏教に転じ、数多くの論書をつくって唯識派の基礎を築いた。

阿頼耶識(あらやしき)

すべての現象を生み出す心の根本的なはたらきのこと。唯識思想の中心原理といえる。人間は阿頼耶識(あらやしき)から発生する世界にとらわれているが、すべてが心の作用であることを悟れば、迷いの世界を脱することができる。