マグネシウム合金|もっとも軽い金属

マグネシウム合金

マグネシウム合金は、機械材料としては最も軽い金属のひとつである。マグネシウム合金は、アルミニウム(AI)、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)を含有するほか、鉄(Fe)、けい素(Si)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)などの元素を微量に含んだ合金である。添加元素にはAlとZnが多く用いられており、JISの記号ではAZ91、AM60などがある。マグネシウム合金の成形には、大きな部品には鋳造、小さな部品にはダイカストが用いられる。しかし、溶けたマグネシウム合金は、化学的に活性であり、空気に触れるとすぐに燃焼するため危険である。軽量化のための高付加価値商品として使われている。

チクソモールディング

チクソモールディングとは、半溶融状態のマグネシウム合金を金型内に加圧充填する加工法である。チクソモールディングは、プラスチックの射出成形と似た成形方法で薄肉製品の加工も可能となる。

マグネシウムダイキャスト用合金(MDC)

マグネシウムダイキャスト用合金(MDC)は、鋳造で成形されるマグネシウム合金であるが、その比重が小さいことにより、比強度がダイキャスト合金中で最も高い。

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