ベトナム戦争で行われた枯れ葉剤の散布|アメリカ軍

ベトナム戦争で行われたアメリカ軍による枯れ葉剤の散布

ベトナム戦争において、北ベトナムや解放戦線はの除草剤には、ジャングルを隠れ蓑としてゲリラ戦を展開した。捜索を困難とするジャングルに手をこまねいたアメリカ軍は大量の枯れ葉剤を散布した。枯れ葉剤にはダイオキシンが含まれており、深刻な環境被害だけでなく、ベトナム兵、民間人、アメリカ兵の健康被害を招いた。

ジャングル

ベトナム戦争下、南ベトナム解放戦線は、熱帯のジャングルの中を潜伏してゲリラ戦を展開していた。ジャングルに覆われた大地が、アメリカ軍の上空から捜索を妨げ、またジャングルの木々は防壁となり、上空からの爆撃の効果を限定させた。

枯葉剤

自然の防壁と化したジャングルに悩まされたアメリカ軍は大量の枯葉剤を空中散布する戦略をとる。除草剤、枯葉剤を大量にまくことで、ジャングルの木々を枯らし、環境破壊を行った。アメリカ軍は枯れ葉剤は、7200万リットルを空からまき散らした。

ダイオキシン

枯れ葉剤の中には当時、無害とされていたダイオキシンが大量に含まれており、ベトナム兵や民間人、アメリカ兵に深刻な健康被害をもたらした。ダイオキシンは土や水に含まれ、ベトナムの全住民に広がった。

アメリカ軍の見解

ダイオキシンに対して、木を枯らすだけで健康被害はないと公式で発表した。1961年から10年間も巻かれていた。

ベク・ベト

1981年、ベトナム戦争がおわって6年たったが、枯れ葉剤の影響から身体がくっついて生まれた双子が生まれる。ベク、ベトと名付けられ、日本で手術を受けた。二人は中部高原の病院で出産されたが、その病院で妊娠したおよそ二割が奇形児、あるいは死産であった。

アメリカ兵

枯れ葉剤による健康被害はアメリカ兵にも及び、帰国後身体に変調を及ぼした大量の兵士が治療にあたった。終戦後も、ベトナム戦争の被害に苦しんだアメリカ兵は裁判をおこし、散布剤がまかれた経緯が明らかになった。