クライシュ族|ムハンマドを生んだアラブの名門家系

クライシュ族

クライシュ族は、イスラム教の開祖ムハンマドの出身のアラブ系部族で、当時のアラブの名門の家系であった。5世紀頃にメッカを征服・定住し、カーバ神殿の守護権を獲得した。多くの家柄に分かれて、なかでもハーシム家とウマイヤ家が有力であった。

目次

遊牧民

クライシュ族は、フィフル・イブン・マリーク・ナドル・イブン・キナーナという人物から始まり、ヒジャーズの山々で遊牧生活を送っていた。

クサイイ

5世紀頃、ムハンマドからみて五代前にクライシュ族の祖先であるクサイイの代にメッカの支配権を得た。クサイイ長男のアブドッダールに全権を移住した上で他界するが、長男には父ほどの才覚はなく、部族民の多くは弟のアブドル・アナーフを支持した。

和議

クライシュ族は、内戦状態に突入するが、まもなく巡礼者に水と食料を施す権利をアブドッダールがアブドル・アナーフに移住する形で和議が成立した。

クライシュ族が持っていた権利

  1. ダール・ナドワ・・・集会場の権利
  2. ヒジャーバ・・・カーバ神殿の管理
  3. サカーヤ・・・巡礼者への水の提供とその水の確保
  4. リファーダ・・・貧しい巡礼者への食事の提供とそのための税の徴収
  5. イマーラ・・・神殿の警備と風紀の取り締まり
  6. アシナーク・・・過失致死などの交渉や示談金
  7. スィファーラ・・・他部族との交渉
  8. キヤーダ・・・軍・隊商の指揮権
  9. リワー・・・軍旗の管理

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