イデア界|プラトン

イデア界

イデア界とは、プラトンが語るイデアの世界である。イデアは独自の存在であるゆえに、イデアだけで作られているイデア界(英知界)が存在する。イデアとは、理性によってとらえられる完全で、永遠不滅の真の実在である。プラトンは、感覚がとらえる絶えず(非物質的な)変化・生滅する不完全な現象界に対して、それらの原型となる永遠不滅のイデア界を説き、世界を二つに分ける二元論的世界観を展開した。我々はイデア界に関与することによって、絶えず変化・流動しつづける感覚の世界を認識することができる。ものそものもだけでなく、正義や美、勇気などのイデアに加え、論理などもイデアも考えられる。知性がとらえる不変不動の実在であるイデアについて成り立ち、イデア界こそが、知性がとらえる真の実在の世界である。

善のイデア

イデア界がどのようなものか、プラトンは詳細に語ってはいない。しかし、イデア界では、イデアイデアとして、善のイデアがその頂点にたち、その他すべてのイデアは善のイデアに従属していると考えいていた。