自由放任(レッセ=フェール)Laissez faire

自由放任(レッセ=フェール)Laissez faire

自由放任(レッセ=フェール)とは、経済学の用語で社会を形勢しる各個人が利己心に従って利益を追求する自由な経済活動にまかせておけば、重要と供給の市場原理よって調整されて社会全体の利益を生むという考え方である。特に古典資本主義において、自由放任主義が基本理念であったが、市場の失敗や世界恐慌が起こったため政府による介入の必要性がうまれた。
自由放任を唱えた代表的な人物として、イギリスの古典派経済学における自由主義経済の基本的な理論を掲げた、アダム=スミス、マルサス、リカード、ミル父子らがいる。
なお、レッセ=フェールとは、フランス語で「させておく」「自由に任せる」という意味を持つ。

アダム・スミスによる自由放任(レッセ=フェール)

アダム=スミスは、各人の利己心は社会全体の繁栄のための不可欠の要素であり、私利私欲の追求は公益につながると説き、国家は経済活動への干渉をさけ、その任務を国防・警察・消防・司法などに限定する「小さな政府/安価な政府」とする夜警国家論を説いた。そして各個人の私利私欲の追求は「見えざる手」によって調整されるとした。

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