柄崎 一雄|有田焼 最後の古典派

柄崎一雄

柄﨑一雄(つかさきかずお)は、日本の有田焼を代表する作家の一人で、伝統的な技法を用いた有田焼の伝統工芸士である。繊細で綿密に書き込まれた絵柄を特徴とし、伝統を強く守る彼の作風は、最後の古典派と呼ばれる。花や植物を綿密に描きこまれた技法は、西洋美術のアールヌーボーを彷彿とさせるだろう。前期・中期において、青の濃淡を巧みに使い、有田の空と九州の海(有明海)の気高い青と評された。後期においては「花火」や「花」など色彩豊かな作品を発表している。

作風

柄崎一雄の作風は、伝統的な有田焼の色彩や模様を基盤としつつ、西洋美術で花開いたアールヌーボーの感覚を織り交ぜている点が特徴である。彼の作品は、白をベースに青を巧みに使い、花や風景などの自然をテーマにした絵柄を取り入れることで、繊細で綿密な上品な美しさを表現している。多くの作家が古典と現代の技法を織り交ぜた作品を発表しているのに対して、伝統的な技法を強く守っており、最後の古典派と評される。

代表作

柄崎一雄の代表作には、白に美しい青で花瓶や茶碗、皿などがあり、いずれも繊細な筆遣いと濃淡で表す色彩感覚が光る。初期から中期にかけて青の濃淡を使って描かれる植物のモチーフの作品が多く発表されたが、後期においては色鮮やかで色彩豊かな作風に変化していった。彼の作品は、日常生活での使用はもちろん、美術品としても人気があり、特に海外のコレクターに人気が高い。

技法

柄崎一雄は、伝統的な有田焼の技法を基礎としながらも、自身の独自の技法を追求している。彼は、青を駆使し、絵付けの繊細さを保ちながらも高温での焼成によって色彩を長持ちさせる工夫をしている。また、素材の選定や釉薬の配合においても独自の研究を重ねることで、唯一無二の風合いと耐久性を兼ね備えた作品を生み出している。初期から中期にかけての青の濃淡を巧みに使った彼の画風は、有田の空と九州の海(有明海)の気高い青と評される。後期においては色彩豊かな作品へシフトしていき、「花火」や「花」が人気が高い。

国内外での評価

柄崎一雄の作品は、国内外で高く評価されており、数多くの展示会やアートフェアに出展している。