哲学

四元徳|プラトン

四元徳 四元徳とは、古代ギリシアで重んじられた知恵・勇気・節制・正義の四つの基本的な徳(アレテー)。プラトンが魂の三分割説に対応させて説いた四元徳が代表的である。プラトンによれば、知恵は善のイデアを認識する理性の徳、勇気は理性に従って...
哲学

魂の配慮|ソクラテス

魂の配慮 魂の配慮とは、ソクラテスによれば、みずからの魂に徳がそなわるように気づかい、魂が優れたもの、善きものになるように努めること。『ソクラテスの弁明』の中で、ソクラテスは金銭や地位のことばかり心配するアテネ市民の堕落を批判し、魂を...
哲学

福徳一致|倫理,ソクラテス

福徳一致 徳(アレテー)を知ることができれば、そのひとは幸福であるというソクラテスの考え方を指す。人は無知(無知の知)であり、善を知ることができない。善を知ることのないひとこそが、悪の行為を行ってしまう。逆に言えば、善、即ち、魂の備え...
中国思想

知行合ー|倫理,ソクラテス,王陽明,中江藤樹

知行合ー 知行合ーとは、知っていることと行動が同じであるという考え方。主に心理学や哲学で語られる。古代ギリシアの哲学者ソクラテスとは、魂(プシュケー)のそなえるべき徳が何かを知れば、徳についての知識に基づいて誰でも正しい生き方へと導か...
哲学

魂(プシュケー)|ギリシア語

魂(プシュケー) psyche 魂(プシュケー)とは、人間の心・霊魂のこと。ギリシア語のプシュケーは、息をすることと関係し、命あるものの生命の原理とされた。ソクラテスは魂(プシュケー)を、人間を人間たらしめるものとし、人格性のようなニ...
人文科学

プラトンの魂論

プラトンの魂論 プラトンは精神的なものと物質的なものを区別し、精神的なものを上位においた。これはミュトス的宇宙論で示された魂論、すなわち、魂の不死、肉体にたいする魂の優位などの思想にはっきり現われている。デミウルゴスは、動物を作るにあ...
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