ソクラテス

中国思想

知行合ー|倫理,ソクラテス,王陽明,中江藤樹

知行合ー 知行合ーとは、知っていることと行動が同じであるという考え方。主に心理学や哲学で語られる。古代ギリシアの哲学者ソクラテスとは、魂(プシュケー)のそなえるべき徳が何かを知れば、徳についての知識に基づいて誰でも正しい生き方へと導か...
哲学

アレテー(徳)|ソクラテス

アレテー (徳) arete アレテーとは、魂にそなわる優れた性質・魂の優秀性や徳を示す。ギリシア語のアレテーは、あるものの本来の機能の働きをよくするもので優秀性・卓越性を意味した。ソクラテスは、それに倫理的な意味を持たせ、人間の人...
哲学

魂(プシュケー)|ギリシア語

魂(プシュケー) psyche 魂(プシュケー)とは、人間の心・霊魂のこと。ギリシア語のプシュケーは、息をすることと関係し、命あるものの生命の原理とされた。ソクラテスは魂(プシュケー)を、人間を人間たらしめるものとし、人格性のようなニ...
哲学

問答法|ソクラテス,対話

問答法 dialektike 問答法とは、相手と共同で問いと答えを繰り返しながら、相手に無知を自覚させて、それを出発点に真の知恵を発見させようとするソクラテスの真理の探究方法。ソクラテスは、相手の答えと矛盾事例をあげてその論拠をつきく...
哲学

無知の知|ソクラテス

無知の知|ソクラテス 無知の知とは、自分が無知であることを自覚するという意味で、ソクラテスの思索の出発点となるものとなった。デルフォイ神殿の「汝自身を知れ」という石版に大きな影響を受けているとか考えられる。「ソクラテスより知恵のある者...
哲学

ダイモン|ソクラテス

ダイモン 守護神のことで、ソクラテスはしばしば心の内から呼びかける神秘的なダイモンの声に、しばらく放心状態で聞き入ったとされている。これはソクラテスの固有の性質で、デルフォイの神託を受ける以前からソクラテスの身に起こった。 ...
世界史

デルフォイの神託|古代ギリシア,アポロン

デルフォイの神託 デルフォイは、パルナッソス山のふもとにある古代ギリシアの聖地でアポロンの神殿がある。そこには古代ギリシア中から多くの巡礼者が訪れた。デルフォイには古くから予言の神アポロンを守護神として祀るアポロンの神殿があり、巫女の...
哲学

汝自身を知れ|ソクラテス

汝自身を知れ gnothi seauton ソクラテスの人間探究をスタートした言葉。デルフォイのアポロン神殿の柱に刻まれていた言葉。ギリシア七賢人のキロン、もしくはソロンの言葉とされているが、定かではない。もともとは「身のほどを知れ」...
哲学

ソクラテスの生涯

ソクラテスの生涯 ソクラテスは、アテネの近郊のアロペケ区で生まれ、石工で彫刻家のソプロニコス(父)と助産婦であるパイナレテ(母)の間で生まれる。ソクラテスの対話法が助産術に例えられたのは母親が助産婦だったことからだと類推できる。ペロポ...
人文科学

相対主義|古代ギリシア,売春,無限循環,他

相対主義 Relativism 相対主義とは、知識や価値はそれ自体で存在する絶対的なものがあるという絶対主義を退け、それを認識する人間との関係によって相対的に変化するという考え方。絶対的な真理を否定して、真理の相対性を説く。ものごとに...
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