アリストテレス

哲学

カタルシス|芸術,アリストテレス

カタルシス katharsis カタルシスとは、浄化・純化のことで、激しい感情(パトス)からの解放を意味する。芸術作品などの鑑賞において日常の抑圧された感情を開放し、快感がもたらされる。 アリストテレスによるカタルシス...
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正義|アリストテレス

正義 アリストテレスは知性的徳が習性的徳を制御するというアリストテレスの倫理の基本思想に基づく。知性的徳は知識、技術、思慮、理性、英知が、習性的徳とは勇気、節度、高雅、温和、親切であるが、アリストテレスは自身の徳の考え方を正義の徳を通...
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友愛(フィリア)|アリストテレス

友愛(フィリア) philia アリストテレスが重んじた倫理的徳の一つ。人びとを結びつける友情を、快楽による友情、利益による友情、人柄の善さによる友情に分けたが、友愛は、人柄が優れ、たがいに似た徳を持つ者同士に見出される人間性の善さに...
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共和制|政治学

共和制 人民または大部分の人民によって政治的決断を行われる政治体制で自民が最高決定権をもつ。 アリストテレスの共和制 哲学者アリストテレスはポリスの市民が参加する政治制度(共和政治)で、君主制や貴族制に比べ、もっと...
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「人間はポリス的動物である」アリストテレス

「人間はポリス的動物である」アリストテレス アリストテレスの言葉で、人間はその本性により共同体を形成し、さまざまな仕事を分業して生きる社会的(ポリス的)動物であることを示す。ポリス(都市国家)は、人間の生活を満たす完全な自足の条件をそ...
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中庸|アリストテレス,孔子

中庸 中庸とは、過度や不足の両極端をさけて適切な中間を選ぶこと。それは過大と過小との単純な平均ではなく、その状況にもっとも適していると判断される適切さな方を選ぶ。 アリストテレスの中庸 アリストテレスは徳(アレテー...
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四原因説|アリストテレス

四原因説 四原因説とは、アリストテレスがあげた物事を生み出す四つの原因や根拠である。 質料因説:ある事物がそこから生成する素材となるもの 形相因説:物事が何であるかを規定する形相や定義 始動因:事物の運動変化...
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観想(テオリア)

観想(テオリア) theoria 観想(テオリア)とは、実用的な目的を離れ、真理を純粋に考察すること。セオリー(theory 理論)の語源である。 アリストテレスの観想(テオリア) アリストテレスにとって、知性・理...
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幸福 エウダイモニアー|アリストテレス

幸福 エウダイモニアー アリストテレスは、幸福は人間の究極目的である、「人間的善とはなにか」を考察することを幸福(エウダイモニアー)と呼んだ。アリストテレスにとって最高の善とは幸福(エウダイモニアー)であるが、これは快楽を得ることでは...
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習性的徳 (倫理的徳)|アリストテレス

習性的徳(倫理的徳) 人間の行動や態度の善さに関わる徳。習性的徳(倫理的徳) はさまざまな欲求や感情において、過度や不足の両極端をさけて中庸を選ぶ習慣を身につけることによって形成される。それは欲求や感情を適切に統制し、そのよう な行動...
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