世界史

世界史

作|制作・営造・著作の基本語義

作漢字の作は「つくる」「なしとげる」を基本義とし、日本語では「さく」と読んで作品・著作・佳作のように文化的成果を指す一方、農業では作柄・耕作・二毛作・輪作など生産と土地利用の概念を担う語である。歴史・社会の文脈では、年貢体系や租税、労働動員...
世界史

大連|遼東半島の国際港湾都市

大連中国東北部の遼寧省南端に位置する大連は、黄海と渤海にはさまれた遼東半島の先端に広がる港湾都市である。天然の良港と比較的温暖な気候に恵まれ、近代以降は東アジアの海上交通と貿易を結ぶ拠点として発展した。近代中国史においては、帝国主義列強の進...
世界史

ドイツ・スイス・イタリア・北欧|中世から近世へ国家と交易の変遷史

ドイツ・スイス・イタリア・北欧本項はヨーロッパ中核部の四地域、すなわちドイツ、スイス、イタリア、そして北欧について、地理と歴史・制度・都市・交易の観点から横断的に概説する。中世以降の大陸史では、アルプスと地中海、北海・バルト海の海域ネットワ...
世界史

短期議会|チャールズ1世と議会対立の出発点

短期議会短期議会は、1640年にイングランド王チャールズ1世が召集した議会であり、その会期が約3週間ときわめて短かったことからこの名で呼ばれる。王権強化を図ったステュアート朝の政治と財政危機、スコットランドとの戦争などが重なり、王が戦費調達...
世界史

扶余|高句麗・百済の源流となった北方国家

扶余扶余は、松花江・嫩江流域(現在の中国東北部)に成立した北方系の古代国家である。成立期は前漢末〜後漢期にかけてと見なされ、東北アジアの遊牧・農耕複合地帯に拠って発展し、のちに高句麗や百済の王統・制度・文化記憶に深い影響を及ぼしたと理解され...
世界史

アウストラロピテクス|約400万年から200万年前にアフリカ大陸に生息していた化石人類

アウストラロピテクス太古の人類史における重要な存在アウストラロピテクスは、約400万年から200万年前にアフリカ大陸に生息していた化石人類の総称である。現生人類(ホモ・サピエンス)につながる初期の段階を示す属として知られており、二足歩行を始...
世界史

韃靼|北方遊牧民の歴史的呼称

韃靼韃靼とは、東アジアから北方ユーラシアにかけての遊牧・半遊牧の諸集団を指す歴史的呼称である。中国文献では主として北方草原の勢力に対する外称として現れ、日本でも近世の世界地誌や地図において広域名として流通した。語は本来の民族名を超えて、時代...
世界史

フィンランドの独立|ロシア支配から主権国家へ

フィンランドの独立フィンランドの独立とは、ロシア帝国の一部であったフィンランド大公国が、第一次世界大戦とロシア革命の混乱の中で主権国家として分離し、1917年12月6日に独立宣言を行い国際的承認を獲得していく過程を指す概念である。スウェーデ...
世界史

アメリカ合衆国戦間期|繁栄と大恐慌・孤立主義の時代

アメリカ合衆国戦間期アメリカ合衆国戦間期は、おおむね1918年の第1次世界大戦終結から1941年の対日参戦までの約20年余を指し、国内の繁栄と社会不安、世界恐慌とニューディール政策、孤立主義と国際関与の揺れ動きが交錯した時代である。戦争によ...