Hitopedia

世界史

デルフォイの神託|古代ギリシア,アポロン

デルフォイの神託 デルフォイは、パルナッソス山のふもとにある古代ギリシアの聖地でアポロンの神殿がある。そこには古代ギリシア中から多くの巡礼者が訪れた。デルフォイには古くから予言の神アポロンを守護神として祀るアポロンの神殿があり、巫女の...
哲学

汝自身を知れ|ソクラテス

汝自身を知れ gnothi seauton ソクラテスの人間探究をスタートした言葉。デルフォイのアポロン神殿の柱に刻まれていた言葉。ギリシア七賢人のキロン、もしくはソロンの言葉とされているが、定かではない。もともとは「身のほどを知れ」...
哲学

ソクラテスの生涯

ソクラテスの生涯 ソクラテスは、アテネの近郊のアロペケ区で生まれ、石工で彫刻家のソプロニコス(父)と助産婦であるパイナレテ(母)の間で生まれる。ソクラテスの対話法が助産術に例えられたのは母親が助産婦だったことからだと類推できる。ペロポ...
哲学

ピュシス(自然)|ギリシア語

ピュシス(ヒュシス) physi (自然) ものごとの固有の性質。ありのままの自然の本性を意味するが、自然そのものだけではなく、人間や人間社会の神々をさえも含めたすべてのもの、万物(タ・パンタ)の真のあり方をピュシスと呼んだ。一般に古...
哲学

ノモス(人為)|社会の法律や制度,習慣

ノモス nomos(人為) ノモス(人為)とは、社会の法律・制度・習慣など、人間がつくりあげた人為的なものをさす。古代ギリシアで活躍した哲学者の間で、ピュシス(自然)の対立概念として使われた。たとえば、ソフィストは、ピュシス(自然)と...
人文科学

相対主義|古代ギリシア,売春,無限循環,他

相対主義 Relativism 相対主義とは、知識や価値はそれ自体で存在する絶対的なものがあるという絶対主義を退け、それを認識する人間との関係によって相対的に変化するという考え方。絶対的な真理を否定して、真理の相対性を説く。ものごとに...
哲学

人間は万物の尺度である|プロタゴラス

『人間は万物の尺度である』プロタゴラス 古代ギリシアで活躍したプロタゴラスの有名な言葉。人間尺度論と呼ばれる。価値相対主義にたつ有名なソフィストの一人。彼は、「万物の尺度は人間である。あるものについてはあるということのないものについて...
哲学

詭弁

詭弁 詭弁を真理のように見せかけて、相手を欺くための弁論や議論。見かけは正しいように思えるが、実は誤った論理を用いて相手を言いくるめる弁論術である。論理のすり替えや嘘を根拠にした主張を行うなどがあげられる。古代ギリシアではソフィストた...
人文科学

懐疑主義|哲学,倫理

懐疑主義 scepticism 懐疑主義とは、事物についての真理や事物の真の本性については知ることができず、すべての判断を保留しなければならない。古代ギリシアのピュロン(Pyrrhon)が最初に唱えたとされる。人間が知り得るのは知覚に...
人文科学

アトム(原子)|デモクリトスの哲学,倫理

アトム(原子) atom アトム(原子)atmとは、すべてのものを構成する、それ以上分割できない究極的要素。万物はアトム(原子)の運動と結合によって成立するという原理論は、レウキッポス、デモクリトスによって始まる。彼らはおそらく共同で...
タイトルとURLをコピーしました