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哲学

『クリトン』プラトン

『クリトン』プラトン 裁判で死刑の評決を受けたのち、獄中のソクラテスを幼い頃からの親友のクリトンが訪れて、外国への亡命をすすめる様子を描いたプラトンの対話篇。ソクラテスは、国法を犯して脱獄することは不正なことであり、たとえ不当な評決で...
哲学

『ソクラテスの弁明』プラトン

『ソクラテスの弁明』プラトン 「国家の神がみを 認めず、青少年を惑わせた」という理由で訴えられたソクラテスが、裁判において陪審員の市民に向かって自分の信念を述べる様子を描いたプラトンの対話篇。彼は, 「アテネという名馬はまどろみやすい...
哲学

ソクラテスの死|哲学,倫理

ソクラテスの死 ソクラテスは、「国家の神がみを認めず、青少年を惑誌わせた」という理由で訴えられ、裁判にかけられた。その背景には、政治の堕落へのソクラテスのきびしい批判が、権力者たちに危険視されたことや、アテネを裏切ったアルキビアデスや...
哲学

福徳一致|倫理,ソクラテス

福徳一致 徳(アレテー)を知ることができれば、そのひとは幸福であるというソクラテスの考え方を指す。人は無知(無知の知)であり、善を知ることができない。善を知ることのないひとこそが、悪の行為を行ってしまう。逆に言えば、善、即ち、魂の備え...
中国思想

知行合ー|倫理,ソクラテス,王陽明,中江藤樹

知行合ー 知行合ーとは、知っていることと行動が同じであるという考え方。主に心理学や哲学で語られる。古代ギリシアの哲学者ソクラテスとは、魂(プシュケー)のそなえるべき徳が何かを知れば、徳についての知識に基づいて誰でも正しい生き方へと導か...
哲学

アレテー(徳)|ソクラテス

アレテー (徳) arete アレテーとは、魂にそなわる優れた性質・魂の優秀性や徳を示す。ギリシア語のアレテーは、あるものの本来の機能の働きをよくするもので優秀性・卓越性を意味した。ソクラテスは、それに倫理的な意味を持たせ、人間の人...
哲学

魂(プシュケー)|ギリシア語

魂(プシュケー) psyche 魂(プシュケー)とは、人間の心・霊魂のこと。ギリシア語のプシュケーは、息をすることと関係し、命あるものの生命の原理とされた。ソクラテスは魂(プシュケー)を、人間を人間たらしめるものとし、人格性のようなニ...
哲学

問答法|ソクラテス,対話

問答法 dialektike 問答法とは、相手と共同で問いと答えを繰り返しながら、相手に無知を自覚させて、それを出発点に真の知恵を発見させようとするソクラテスの真理の探究方法。ソクラテスは、相手の答えと矛盾事例をあげてその論拠をつきく...
哲学

無知の知|ソクラテス

無知の知|ソクラテス 無知の知とは、自分が無知であることを自覚するという意味で、ソクラテスの思索の出発点となるものとなった。デルフォイ神殿の「汝自身を知れ」という石版に大きな影響を受けているとか考えられる。「ソクラテスより知恵のある者...
哲学

ダイモン|ソクラテス

ダイモン 守護神のことで、ソクラテスはしばしば心の内から呼びかける神秘的なダイモンの声に、しばらく放心状態で聞き入ったとされている。これはソクラテスの固有の性質で、デルフォイの神託を受ける以前からソクラテスの身に起こった。 ...
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