2026年衆議院選挙 四国選挙区|高市政権の信任問う、10議席の行方

2026年衆議院選挙 四国選挙区

2026年衆議院選挙 四国選挙区は、2026年2月8日に投開票が予定されている第51回衆議院議員総選挙において、四国地方の4県(徳島県、香川県、愛媛県、高知県)に設置された小選挙区および比例代表四国ブロックを指す。今回の選挙は、高市早苗政権の発足後初となる大型国政選挙であり、地方経済の活性化や人口減少対策、そして自由民主党を中心とする与党の信任が最大の焦点となっている。四国地方は伝統的に保守層が厚い地域とされるが、野党側も国民民主党や立憲民主党、新勢力である中道改革連合などが連携し、激しい選挙戦を展開している。

徳島県選挙区の動向

徳島県では、1区と2区の2つの小選挙区で争われる。1区では、自民党前職の仁木博文氏に対し、野党陣営から元立憲民主党の高橋永氏や、日本維新の会の吉田知代氏らが挑む構図となった。2区では、元知事の飯泉嘉門氏が国民民主党から立候補し、自民党の牙城を崩せるかが注目されている。県全体として、地域医療の維持と阿南安芸自動車道の整備加速などが共通の争点として挙げられている。

香川県選挙区の動向

香川県は1区から3区までが存在する。1区では、自民党の平井卓也氏と、立憲民主党から中道改革連合へ籍を移した小川淳也氏による、長年のライバル対決が再び繰り広げられる。2区では国民民主党代表の玉木雄一郎氏の地盤が強固であるが、自民党の瀬戸隆一氏がどれだけ支持を広げられるかが鍵となる。3区では自民党の大野敬太郎氏が安定した戦いを見せている。

愛媛県選挙区の動向

愛媛県は区割り変更後、3つの選挙区で構成される。1区では自民党の塩崎彰久氏に対し、野党各党が候補を擁立し乱立模様となった。2区では自民党の井原巧氏と、中道改革連合の白石洋一氏による激戦が予想される。3区は自民党の長谷川淳二氏がリードする展開だが、物価高騰に苦しむ農林水産業従事者の票の行方が勝敗を左右する。県内では特に、松山空港の国際線強化や伊予灘の資源保護が議論されている。

高知県選挙区の動向

高知県は1区と2区の2議席を争う。1区では、防衛大臣を歴任した自民党の中谷元氏に対し、中道改革連合の田所裕介氏や参政党の金城幹泰氏が挑む。2区では、官房副長官を務める自民党の尾﨑正直氏に対し、国民民主党の前田強氏が立ち向かう。高知県特有の課題として、南海トラフ地震への防災対策や、過疎化が進む中山間地域の交通インフラ維持が候補者たちの主要な公約に含まれている。

比例代表四国ブロックの情勢

定数6を争う比例四国ブロックでは、各党が重点的な得票を目指している。自民党は小選挙区候補を上位に並べつつ、ベテランの村上誠一郎氏を単独候補として擁立した。野党側は、比例票の掘り起こしのために、れいわ新選組の仙波理子氏や、日本共産党、立憲民主党、さらには日本保守党などが独自の訴えを展開している。比例代表制による議席獲得は、各党の党勢を占う上で極めて重要な意味を持つ。

注目の立候補者プロフィール

氏名 政党 主な経歴 政治的理念・公約
中谷 元 自民 元防衛大臣、陸上自衛官 「自分の国は自分で守る」を掲げ、憲法改正と防衛力強化を主張。高知の防災インフラ整備。
小川 淳也 中道 元総務省職員、立民幹事長 「統計に基づいた誠実な政治」を理念とし、教育無償化と格差是正を最優先事項とする。
玉木 雄一郎 国民 元財務官僚、党代表 「手取りを増やす経済政策」を提唱。ガソリン税の減税や、若年層への投資拡大を公約。
仁木 博文 自民 医師、厚労副大臣 地域医療の再生と福祉の充実を政治家としてのライフワークとし、社会保障制度の安定を目指す。

候補者の詳細情報(仁木博文)

経歴

仁木博文氏は、徳島県阿南市出身。医師免許取得後、産婦人科医として地域医療に従事した。2009年の2026年衆議院選挙 四国選挙区の前身となる選挙から国政に挑戦し、これまでに3回の当選を重ねている。厚生労働副大臣を歴任し、医療行政の専門家として知られる。

趣味・特技

趣味はスポーツ観戦と読書であり、特に地元の少年サッカーの応援に熱を入れている。特技は外科手術における緻密な作業で培った「集中力」であり、多忙な公務の中でも冷静な判断を崩さない。

政治的理念・主張

「命を守る政治」を原点に、誰もが安心して暮らせる社会保障制度の構築を掲げる。地方における医師不足解消のため、医学部の地域枠拡大や遠隔医療の推進を強く主張している。

公約

  • 出産費用の完全無償化と子育て世代への経済的支援。
  • 徳島県内の高速道路網の早期全線開通。
  • 地方の農林水産業におけるデジタル技術の導入(アグリテック)支援。

候補者の詳細情報(小川淳也)

経歴

小川淳也氏は、香川県高松市出身。東京大学法学部卒業後、自治省(現・総務省)に入省。2005年に初当選以来、これまで7回の当選を誇る。ドキュメンタリー映画の題材にもなり、その誠実な政治姿勢が全国的な注目を集めた。

趣味・特技

趣味はジョギングで、毎朝のランニングを欠かさない。特技は膨大な行政資料の読み込みと、それを分かりやすく市民に説明するプレゼンテーション能力である。

政治的理念・主張

「公正な分配と持続可能な社会」を理想とする。消費税のあり方の見直しや、再生可能エネルギーへの大胆な転換を主張し、次世代にツケを回さない財政運営を求めている。

公約

  • 低所得者層および中間層への直接的な給付措置。
  • 地方議会の女性比率向上と、多様性を認める社会の実現。
  • 瀬戸内海の環境保全と観光資源としての価値最大化。

結びに代えて:四国の未来を占う選挙

2026年衆議院選挙 四国選挙区の結果は、単なる議席の配分に留まらず、四国全域の交通網整備や、深刻化する少子高齢化への具体的な処方箋が国民から承認されたかどうかを示す指標となる。各候補者が訴える公約は、四国の生活に直結するものばかりであり、有権者の選択が地域の未来を決定づけると言っても過言ではない。2月8日の投開票日に向けて、各陣営の訴えは最終局面を迎えている。