累進寸法|1本の連続した寸法線で表示する製図法

累進寸法

累進寸法は1本の連続した寸法線で簡便に表示する製図法であるが、公差が蓄積する直列寸法にたいして、並列寸法と全く同等の意味をもつ。この場合、寸法の起点の位置は、起点記号(○)で示し、寸法線の他端は矢印で示す。寸法数値は、寸法補助線に並べて記入するか、矢印の近くに寸法線の上側にこれに沿って書く。なお、二つの形体間だけの寸法線にも準用することができる

累進寸法

累進寸法のもっとも代表的な書き方が下記である。外形線だけでなく、穴の寸法も記入することができる。

穴への累進寸法の例

累進寸法と直列寸法の例

累進寸法は直列寸法と似たような記入方法のため、比較して理解するとよい。

累進寸法と直列寸法2

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