金属器時代|人類における青銅器と鉄器の影響

金属器時代

青銅器や鉄器が使用されるようになった時代。自然金や自然銅は新石器時代末から使用されていたが、青銅器が発明され道具として使われるようになって初めて、金属器時代が確立した。

銅鏡

銅鏡

目次

青銅器

青銅器とは、銅と錫の合金である青銅でつくられた道具である。前3500年頃から、銅器とともにオリエント・インダス・殷などの文明で製作・使用された。初期の青銅器は武器・祭器が主で、農具としては使用されなかったが、農耕が発展するにつれて、青銅器が農具として使われ始める。

鉄器

鉄は早くから利器として認められていたが、治金の技術が難しく、青銅に立ち遅れた。前1400年頃ヒッタイト人が鉄製の武器を使用し、その滅亡後にオリエント各地に普及し、その後、ヨーロッパ・インド・中国にも広がり、鉄器時代となった。

印象

印象は、前5000年頃西アジアで使われ始めた。人びとが、私有の観念を持ち始めたためと考えられる。また階級を象徴するものともいえる。

階級

金属は、食料生産革命をもたらすと同時に階級の発生をうながした。貴族階級は部族神を祭る神殿を中心に、大集落を統合して都市を形成し、農耕・牧畜にたずさわる周辺の一般平民や征服により獲得した奴隷を支配した。

文字

金属器の発達は、食料生産性の増大にともない、集落は大規模化していき、都市国家を形成するようになる。都市国家では、神殿への貢納や交易を記録するために文字を発明した。こうして、人類は文字による記録の時代、すなわち歴史時代に入り、古代文明が勃興する。