地動説|コペルニクス,ガリレオ

地動説 heliocentric theory

地動説とは、太陽を中心にして地球を含む惑星の運動を説明する太陽中心の宇宙観である。古代ギリシアでは、紀元前4〜3世紀のサモスのアリスタルコスが主張した。古代の南米マヤ文明、中国文明、インダス文明では地動説が支持されている。近代ヨーロッパにおいて航海技術や暦の改訂のために正確な天体観測が行われると、天動説の矛盾が大きくなり、16世紀のコペルニクスによって、地動説が体系化されることになる。その後、地動説はケプラーによる惑星の楕円軌道を発見、さらにガリレイの慣性の法則やニュートンの万有引力の法則によって、惑星の運動に力学的根拠が与えられたことによって確立する。アリストテレス天動説を採用していた当時のキリスト教教会は、地動説を認めず、地動説を支持したブルーノは火刑に処せられ、ガリレイ宗教裁判にかけられて、幽閉されることになる。